2013年9月アーカイブ

Twin

 

 

 

 

 

 

 

三度同じ組織で勤務を共にした親友のバイクが完成。

 

 

Amn's Lugged Randkruizer

 

 

 

 

 

Amn's Lugged Randkruizer

 

 

元メッセンジャーですが、今はゴリゴリには乗っていないのでゆるく永く付き合えるRandkruizerを選択。

利便性に富んだモデルです。

 

面倒な箇所だけこちらで組み上げ半組納車、自身組み付け完成後の写真。

通常乗りに問題ない比較的安価なパーツでという要望だったので、嫌味なくさりげないもので構築しています。

 

必要に応じて泥除け・キャリア等も搭載できるので拡張性も高い仕様になります。

ダイナモコードはうちでよくやる構造の内装台座一体式ですっきりときめてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Glv's Fillet Randkruizer

 

 

 

 

 

 

 

 

Glv's Fillet Randkruizer

 

 

 

 

 

 

 

 

Glv's Fillet Randkruizer

 

 

 

こちらは彼の彼女のバイク。

かなり小柄な女の子なので市販品ではサイズ選びも苦労します。

出来上がったフレームはかなり小さい。

 

誂えただけあり、試乗した姿はしっくりと。

各部の仕上げ、二連丸ダボ、真鍮バッジ&プレート、ステンレスクラウン等、さりげなくシンプルにささやかな個性を。

一見主張しないフレームですが、ジワジワと気に入ってくれれば幸いです。 

 

 

 

 

 

 

 

日々の生活をさりげなく支えるシンプルな道具。

末永く楽しんでいただく事をイメージしながら作らせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼はクランケスターという個性的なバンドをやっています。

興味ある方、お近くの方、是非応援を。 

なにやら前説などが笑える楽しい雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

それと㐧弐隆天會ですが、前回と同じく当工房の2階を借りて開催します。

10月12・13・14日、時間は10:00~20:00です。

12日は適当に暗くなってきた時間からオープニングナイトを行います。

 

また追って告知します。

どうぞお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心構え。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

V Brake mount

 

 

 

手間をかけるというよりも、一つ一つ丁寧な仕事をするという事を心掛けたい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千年。

 

 

 

 

誠に勝手ながら、22日の日曜日は臨時で休業させていただきます。

振替で25日水曜日は営業します。

 

 

 

 

 

 

 

千年。

 

 

 

最近オーダーご検討いただいている良きお客様からおしえていただいた本。 

 

 

白鷹さんという鍛冶職人さんの半生が語られています。

薬師寺再建に使用する釘を作る話。

 

ただの釘ということではなく、製作に伴う逸話が半端ではありません。

元の建造に使われている古代の釘のように、最低千年もつものでないと駄目という厳しい条件。

 

 

 

そんな途方もない悠久を耐えうる釘製作に挑戦されています。

美術工芸品ではなく、作るのは千年もつ実用の釘。

 

古代のままの製法ではコストがかかりすぎるので、現代で一番良いと思われる方法で作られているらしい。

ただ模倣したレプリカではなく、お飾りの置物でもない、作るのはきっちり機能させねばならない材料。

 

素晴らしいです。

自分も模倣品や複製でなく、きちっと機能美が追求されているものにこそ美を感じるので大変感銘を受けます。

 

 

 

 

 

製作関連のみならず理念的なことも綴られていますが、名人とはどんな人か、鉄に惚れ込む様など、大半が強く共感できることで書かれておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄って良いですね。

これを読んで、自分が何故鉄フレームを作るかを思い返しました。

 

 

 

 

日本のビルダーはロウ付けばかりですが、技術面や設備的理由で鉄フレーム以外はやらないのでは、と言われているのを以前からしばしば目にします。

他のビルダーさんの事情は存じませんが、自分が鉄を選ぶ理由は上記ではありません。

真に作りたい素材が鉄以外であれば手を尽くして学び、どうにか形に出来るように励みます。

 

 

鉄以外のその他素材も好きですが、一番惚れ込み追求したいのが鉄なのです。

重く、錆びて、旧い。

そんな素材とはわかっていますが愛してやみません。

 

製作工程も古き良きロウ付けを好み、今のところTIG溶接をやっていません。

鉄工所時代に電気溶接全般を主にやっていましたが、フレームビルドを携わるようになってからはロウ付けです。

ロウ付けにこだわっているのも技術・設備的理由でもありません。

 

初めてシンプルなフィレットフレームを見たときや、雑多なラグワークでなくなんだか手の込んだような美しく造形されたラグフレームを初めてみたとき、目を奪われたのはよく憶えています。

それらの存在感というか迫力、如何にも人の手で作った感じが色濃く心に刻まれています。 

初めて見た当時は見方や薀蓄などは知りもしないわけですが、ただ訳も分からず美しいと感じたような気がします。

 

趣深きロウ付けが好きなんです。

 

 

技術面や設備などの理由で作るものを決めるなど自分には考えられない。

個人で揃えられる以上の事でなければ、好きなものを探求し作るということ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

本を読む前は完全なる複製を作る話なのだろうなと思っておりましたが、共感できる似た考えが多数あったので凄く良い意味で裏切られました。

ごく世間一般的に面白いかどうかは知りませんが、面白かったです。

 

自転車は千年もたせることは不可能に近いぐらいだと思いますが、重量バランスも見ながら少しでも長く付き合えるものを作りたいですね。

ただ置物としてならば千年もたせることは可能かもしれませんが、実際に自転車として使われ続けて千年となると...どう作ったら良いか想像もできません。

 

 

こんなことを重ね合わせてモヤモヤと...

想像したとこでそんな永き時は生きてる間にわかりも試せもしません。 

 

とりあえずは今乗ってるCOR-TEN鋼のBlacksmithがどれほどもってくれるか、それが楽しみです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5th DARUMA

 

 

 

 

先日納車した達磨五號機が組みあがったようで、お客様が写真を送ってくださいました。

 

 

 

 

Mr.K's 達磨五號機

 

 

 

今までの達磨は単速固定ゆえに、ペダル一回転で当然ホイールも一回転しかしないのでチェーン駆動のスピードについていくのは無理に等しい。

 

しかしこれは五號機にして初めての変速仕様。

平地で30km/hは出せたようです。

うちの達磨に跨ったことがある方はそれがどんなに素晴らしいかはお分かり頂けるはず。ごく周囲の少数ですが...

 

 

 

諸々のクリアランス等も狙い通り。

これは冶具が使えないフレーム形状なので精度出すのがかなり大変です。 

 

最近うちの製作はシンプル形状が多いですが、こういった超級個性も忘れたわけではありません。

時間と資金があれば、また製作して工房の前に鎮座させておきたいですね。

 

 

 

 

このお客様はこの達磨でブルべ出場を目論みオーダーをいただきました。

乗って慣らして、あの長距離のレースを是非完走していただきたい。

 

自分は一日50kmほど達磨で乗ったことがありますが、現在当たり前にある自転車とは大きく異なるので兎に角きつい。

当たり前すぎてチェーン駆動の有難みは感じる方は少ないと思いますが、コイツに乗るとそれがわかります。

 

皆様は素晴らしい発明品に乗れているのですよ。

本当に凄いのですよ、チェーン駆動って。

まあどうでもいいですが...でもその英知を感じつつ乗ると少し違った見方が出来るかもしれません。

 

 

 

温故知新ってやつです。

オールドスクールなものからでも新しい発想も生まれます。

偏ることなく視野と製作技術は広く持っていたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろRew10的恒例?の広報の秋。

個展の㐧弐隆天會などで久々のプロモーションらしい動きをします。

雑誌等もちらほら。

消えていたSNSも告知用にtwitterだけ復活させました。

その他目論んでいることもなくもないですが、出来たらやります。

 

とりあえずRew10的恒例の引き籠り製作の冬を迎えるべく、少々頑張るとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ。

 

 

 

 

今週の第2水曜日は定休日ですが営業します。

 

誠に勝手ながら、替わりに15日の日曜日は休業させていただきます。

三連休の14日は定休日、15日は臨時休業となります。

 

 

 

 

Fillet

 

 

 

 

 

 

 

良錆。

 

 

 

 

 

 

良錆。

 

 

少しずつイメージに近くなりつつある。

先はまだまだ長い。

 

この世にいるうちに完成するのだろうか...

 

 

 

 

 

 

 

個展㐧弐隆天會ですが、10月12・13・14日で決定します。

おそらく前よりもこじんまりとしますが、連休の3日間行いますのでじっくりたっぷりご覧いただき、ご相談等もなんでも遠慮なくしていただければと思います。

 

 

いつもお世話になってる猛毒野郎も参加してくれます。

彼の淹れる旨い珈琲を楽しみながら、ゆったりとお楽しみを。

また詳細は追って致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Untitled

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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