使いやすいもの。其の弐。

 

 

 

 

 

Mr.H's SURLY CUSTOM TROLL

 

 

この自転車のお客様、其の壱の続きです。

 

 

 

 

 

 

 

Mr.H's SURLY CUSTOM TROLL

 

 

続きまして承ったのはこのバネ。

わからない方には何この余計なバネ?みたいなものでしょう。

 

ある程度以上大きいフロントキャリアやバッグ類など付けてらっしゃる方ならよくわかると思いますが、キャリアの重みで駐輪時に勝手にハンドルクルッと症状を防げる優れものです。

 

この症状がなかなか煩わしいもので、時にはクルッと回った惰性で自転車が倒れます。

このバネを仕込むと張力でハンドルが常に前を向こうとしてくれます。

走行時はステアリングダンパーのような効果もあり、キャリア付きのハンドリングを少し向上させてくれます。

重たい荷物を載せるとバネの効果に限界はありますが、このバネがあるとなしではかなり快適性に差があります。

 

市販品でもこの手のスタビライザーはありますが、プラスチックのバンドなどで留める事になり、格好良いものではありません。

バンド無しで取り付け出来るように専用の台座を配し、錆に強いステンレスのバネと小物を付け、真鍮ナットで留めれば雰囲気良い機械感。

実用性も確保しつつ趣向性もだした仕様です。

 

 

 

 

 

 

あとセンタースタンド用板ブリッジも取り付けております。

今回写真は撮り忘れましたが、この過去ログや当ブログサイドバーで『センタースタンド』と検索していただければ施工例でてきます。

 

通常センタースタンドはアルミのゴツい塊で上下からパイプにプレッシャーをかけて留めます。

これによってチェーンステーは変形し、塗装も剥離します。

破損に至るような事が必ず起こるという事ではありませんが、フレームにとって良い事は全くありません。

 

それを良い留め方にするのが板ブリッジ。

センタースタンド本体の多くが平面になっていて、本体とブリッジの平面がかみ合います。

ブリッジは下を向いたコの字になっているので、ズレて空転する事もありません。

 

市販品でも板ブリッジはしばしばみますが、強くない手法で付けられているものもあります。

意外にこのブリッジには負荷がかかるので、板ブリッジの肉厚が薄すぎるものブリッジが歪みます。

スタンドはレーシングパーツでないので、変に軽量化しようとするとかえって良くないです。

重厚でタフな肉厚を確保すると耐久性が上がります。

 

軽量化や速い軽いといった性能に傾きがちの自転車業界ですが、そうすれば良いってものばかりでない、その一例がここです。

レーシング車でないものにまでレーシングのような思考や仕様は持ち込む事は有効ではありません。

軽量化等をまるで考えないという事ではなく、日常使用においては使い勝手と耐久性が優先です。

それらが十分に確保できたその次に出来る範囲の軽量化を施すと実に良いです。

公道はレース会場でもスポーツの場でもないので、車で言ったところの乗用車的仕様が一番です。

 

 

それと、板ブリッジは下側のみ溶接されているものもしばしば見かけます。

下側のみだと溶接部が途切れたところに応力がかかり、破損に至る事も少なくなく、実際に修理依頼もあります。

上部は付けたいところが谷になってしまうので溶接トーチが非常に入りにくく、そうなるのも頷けはしますが、確かな耐久性を確保するならやはり上側もしっかり付けたいところです。

勿論うちで施工したものはすべて途切れる事なく全周溶接しており堅牢です。

 

 

日常使用や街乗りといったゆるいスタイルでも本気で考え作り込めば、快適性や耐久性がかなり向上します。

使いやすいものは飽きずに永く付き合えます。 

 

 

 

各種お困りの方、遠慮なくご相談ください。

可能であれば何でも承っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使いやすいもの。其の壱。

 

 

 

 

当工房はジャンルレスで様々なものを承っておりますが、特に得意としているのは生活に密着した日常使用の自転車です。

 

レーシングやスポーツ用途も勿論できますが、街道用は特に施工経験も多く独自の提案が出来ると思います。

 

本気な分野を本気で作るところは多いですが、ゆるいスタイルを本気で考えるところは少ないです。

REW10はどんなスタイルでも本気です。 

 

 

 

 

今回はMTBも好きで乗っているが、街乗りも多いので利便性を向上したいというお客様よりご相談いただきました。

 

 

 

Mr.H's SURLY CUSTOM TROLL

 

 

先にカスタム終了後の姿です。

 

再塗装もご希望でデカールも復元したので、元からこうだったかのように仕上がってます。

 

 

 

駆動をGates carbon drive(ベルトドライブ)へ変更。

ステアスタビライザーの追加。

センタースタンド板ブリッジの追加。

 

カスタムを承った主な内容は上記です。

 

 

 

完成見るとあっけないですが、ここへ至るまでは色々な作業をしております。

 

 

BEFORE

 

 

 

SMOOTHING & BELT CONNECTOR

 

BEFORE

 

 

SMOOTHING

 

 

使う仕様が決まれば不要なものは除去すると仕上がりが綺麗です。

 

使う予定のないカンチ台座は除去。

再塗装をすれば元から無いようにしか見えなくなるよう気を払いました。

大事なのはペーパー目ではなく、歪みない光沢の線にあります。

綺麗に見せるというよりも地を作り直す、そんなイメージの研磨。

いくら鏡面に磨こうと平滑な地が出来ていなければ、仕上がりに違和感が生じます。

 

 

 

Gates carbon driveの導入カスタムのご相談は以前より増えました。

 

鉄フレームならば概ね導入できますが、導入までの道程が少々難ありの条件付きです。

 

ベルトはチェーンのように切断できないので、フレームに分割機構を設けます。

通常は今回使用したコネクター小物をシートステーに取り付けます。

このコネクターが使える径は通常外径16㎜のみ。

その他外径のパイプやその他箇所に取り付けたい場合は小物から作る特殊加工扱いです。

コネクターはロウ付けで取り付けるので、当工房で施工できるのはクロモリやステンレスなど鉄系フレームのみです。

ロウ付けをするので施工部は塗装が剥離しますので、元通りにしたい場合は再塗装も必要です。

 

 

ベルトドライブになると、外装変速は使えなくなり、シングルスピードと内装変速ハブのみの選択肢です。

 

ベルトドライブはレーシングパーツではなく、いわば少しゆるめのコンフォート的パーツ。

日常生活やゆるく楽しむような方なら、メンテナンスの手間もかからず日々の道具として非常に良いです。

レーシング用途だと変速レスポンスも良くない内装ハブですが、日常使用ならば気になるレベルでもないです。

街乗りだとぶつけて歪みやすい弱点のリアディレイラーが無くなります。

 

 

対応のパーツ規格は少ないです。

チェーンリングは、5アームだとPCD130㎜、4アームだとPCD104㎜、選択肢はこの2つのみ。

この規格は最新のレーシングパーツの中だとすでに一昔前のもの。

規格から見たところでもレーシングパーツではないという事になります。

 

 

規格をクリアしたら、ベルト長の割り出しです。

チェーンのようにリンクをつなぎ合わせたような仕様でないため切断不可です。

取り付けるフレームのリアセンターと、確保したいギア比、それに付随したチェーンリングとスプロケットの歯数、これらをすべて把握したらベルトの長さを算出可能になります。

気を付けなくてはならないのが、チェーンとベルトでは歯のピッチがまるで異なるのでチェーンで慣れた歯数で割り出すと全く違うものになるので注意が必要です。

例えばチェーン駆動の38Tはベルト駆動だと46Tぐらいでチェーンリング外周が一致します。

外周が一緒ならギア比は一緒ですが、歯数はチェーンとベルトでは全く違います。 

 

ベルト導入のためにはやる事も多いですし、ベルト用のパーツも安くないので、コストもかかります。

 

 

これ等の条件が乗り越えられる方なら、メンテナンス頻度が極めて少なく済むベルトドライブの自転車ライフが待ってます。

油汚れから解放されるとなかなかチェーンには戻れないです。

 

空気入れの次ぐらいの頻度が要求される駆動系の掃除。

放置すればした分摩耗し、汚れも頑固になりつつ走行感も渋くなるチェーン駆動。

当たり前について回ってきたメンテナンスから解放されます。

耐久性も抜群ですので、チェーンではしばらく乗ると必要だった張り直しもほぼありません。

数年間で4万㎞弱ぐらいは乗った愛車のベルトはまだまだ倍以上は使えそうな状態です。

 

毎日使っている道具のメンテナンスは少なく済むならそのほうが良いです。

最初の組付けに心血注いで組み上げるのは大好きですが、度々手間をかけてあげないと維持できない道具は品質が良くないとも言えます。

長年使うにはメンテナンスフリーというのはどの分野でも不可能に近いと思いますが、適切な作り込みと最低限でも確かなメンテンナンスをしてさえいれば永く付き合える道具が手元に残る気がします。 

 

 

いじらず乗っても動きが渋る事もなく、駆動音なく静か。

自転車は派手な機械音より無音好きの自分には実に良いです。

 

 

ベルト導入のカスタムは、分割コネクターの施工、ベルト長やギア比算出、パーツ手配、組付けなど、全工程でもご依頼承っております。

ベルト割り出しや手配組付けがご自身で出来る方は、コネクターの施工だけでもOKです。

 

 

 

 

 

規格の少なさには自分も難儀した一人でした。

 

リアセンター激長の我が愛車、以前は適合する中で思うギア比を確保しようとすると、選択肢は4アーム104㎜のみ。

5アーム好きの自分には苦渋の選択でしたが、渋々4アームを使っておりました。

 

 

BELT 

 

最近はベルトの長さの商品構成が以前より増えて、我が愛車にも5アームがつけられる選択肢が見出せました。

 

しばらくしていない愛車のカスタムをこの機にと、以前より気になっていたMIDDLEBURNのクランクを導入しました。

最近は鉄フレームに似合うクランクが激減してるので、当工房のお客様にも人気です。

このクランクは自分のような少し昔の自転車の雰囲気が好きな方にはなかなか良いクランクです。

お客様の発注分に便乗し、やっと取り入れ完了です。

 

24㎜スピンドルに対応しつつも古き良きクランクを踏襲したルックス。

クランクアームとスパイダーが分離出来てPCD等を変更出来たりするところも、自分のような一昔前のカスタムを好む自転車野郎には垂涎モノです。

新しいものと古いものが融合したようなクランク、自分の愛車のコンセプトにも通じぴったりです。

今のパーツはカスタムがやりにくく、少しもの寂しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

CHAINSTAY CONNECTOR 

 

 

オーダー製作ですとこのような仕様も出来ます。

パイプ中腹につくよりもシンプルになります。

 

後付けのカスタムだと非常にやりにくいです。

カスタムとオーダー製作は自由度がまるで違います。

 

 

 

ベルトドライブの施工はいつでもご相談承っております。

 

長くなってしまったので其の弐に続きます。

次回はバネ&スタンド編です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

谷中展示会。

 

 

 

 

 

 

  20181209_161605_R.jpg

 

 

いつもの谷中展示会です。

 

12月21日 金曜日 11:00~18:00 

   22日 土曜日 10:00~18:00

   23日 日曜日 10:00~18:00

 

 

場所は東京谷中古美術上田です。

 

 

 

物量は多くないですが小物を中心に持って行こうかと思っております。

 

一人での運営&手作業製作かつ通常の業務を進めないといけないので、出来る範囲で製作頑張ります。

常々こんな状況ゆえ展示会等のイベント参加も全く出来ないREW10です。

非常に数少ないイベント事なのでご都合つく方はぜひどうぞ。

 

POTALの耐候性鉢も気にしてくださっている方がいらっしゃるので少しだけ持っていきます。

 

 

物販だけでなく、各種ご相談や雑談もOKです。

ゆるい雰囲気のあまり気構えしてない展示会です。

ゆったりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ROAD

 

 

 

 

 

 

Mr.H's ROAD

 

 

 

 

 

 

Mr.H's ROAD

 

 

 

 

 

 

Mr.H's ROAD

 

 

 

 

 

 

Mr.H's ROAD

 

 

シンプルで競輪ピストのような雰囲気。

 

格好良しです。

 

 

今回も作らせていただき有難うございました。 

 

 

 

 

 

 

 

KEY COVER

 

 

 

 

 

 

 

BRASS KEY COVER

 

 

オリジナルのキーカバーもご好評いただいております。

 

しばしばお問い合わせいただきますが、カバーだけ作って簡単に装着できる商品ではありません。 

鍵本体にも穴あけや切削が必要で、一つ一つの鍵に合わせて専用のカバーを作ります。

 

ゆえにオンラインストアでは販売できない商品で、スペアキーなどをご用意いただいて現物の鍵をお預けいただくのが受注条件です。

 

これはプラスチックのカバーが付いていた鍵でした。

概ねどの鍵でも装着可能ですが、カバーを外してみないと施工できるかは確実に返答できません。

今までは一度もないですが、極めて稀に取り付け出来ない鍵もあるかもしれません。

この鍵は金属部分が非常に小ぶりだったので、リベットの数増やして本体とカバーをガタなくガッチリ合わせております。 

 

 

 

 

 

 

BRASS KEY COVER

 

 

外形は、ギア型、六角型、丸型、この3つが標準です。

 

その他、楕円、五角形、菱形、これらも製作した事がありますが、数千円程度コスト上がります。

 

 

他のREW10製品と同様、ご自身だけの特別仕様も製作可能です。

真鍮がノーマル標準です。

ステンレス、鉄、ダマスカス鋼、銅、チタンなど、使える素材は様々です。

 

 

 

キーカバー含め、バングルやその他小物の受注製作は概ね一か月前後ほど納期頂戴しております。

最近はかなり早くお納め出来ている事が多いです。

 

 

 

毎日の施錠開錠の際にささやかに楽しんでいただけたら幸いです。

アクセサリーとしても無骨かつ重厚な格好良さでご満足いただけると思います。 

タフネスさも勿論です。 

 

 

 

 受注は随時お受けしております。

REW10SHOPにお越しいただくか、メールかお電話でも案内できます。

 

お問い合わせお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新機材起動。

 

 

 

 

 

電気工事を終え、新機材の旋盤と横フライスがやっと使えるようになりました。

 

 

MACHINE

 

 

 

この旋盤は修行時に使っていたものと同じもの、非常に愛着があり慣れてもいるため使いやすい。

 

今まで使っていたポンコツの旋盤は、家庭用電源で動くしょぼい100V、 卓上機ゆえ小さくて剛性もなく機械でした。

 

 

極狭小文京イナバ物置時代の基準で選んだので致し方ない選択だった。

パワーもない剛性もないだけでなく、懐も狭く固定できる径も小さめ、使える刃物も小さいものばかり、本当に色々考えながら工夫しないと乗り越えられない場面も多々ありました。

 

そんなポンコツ機械を使い続けて10年、おかげで妙な技術が身に付きました。

 

 

三相動力のパワー、堅牢で重厚な鉄の塊の剛性、深い懐、多種多様の刃物が使用可、これらが前の旋盤とは比べ物にならない。

 

ポンコツに慣れ切った身と培った技術を持ってこの機械を使った時は感動ものでした。

 

いままでブレていたものが全くブレず、本当にスムーズに削れる。

基本的な切削もまるで違う。

かなり工夫しないと入らなかった径をいとも簡単に飲み込む。

 

前の旋盤は回転数が電子制御だったので一見聞こえは良いですが、これがなかなか難物。

負荷がかかると回転数を勝手に上げ、トルクをあげようとする機械でした。

一定の回転数を保つのに、刃物の状態、刃物の入れる方向と深さ、送りの速度、いちいちピーキーな動作を要求されました。

 

おかげで妙な感覚が身に付き、今ではそれもよかったのかと思えます。

 

今度の旋盤は古い型のものなので電子制御ではなく、ガッチリとした作りのギア変速。

もう勝手に回転数が上がる事もなくスムーズです。

 

工作機械は古き良き作りが好きです。

古い旋盤ですが、プロダクツとしての格好良さも抜群で本当に気に入っています。

 

 

 

 

MACHINE

 

 

径のデカいPOTALの植木鉢。

これを懐狭い旧旋盤で作業するのは至難でしたが、今は小径と変わらない感覚で削れます。

前の旋盤だとチャックのかかりが浅く、回すだけでも怖かったぐらい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MACHINE

 

 

今までは手作業だったバングルの材料の縦切り。

ダマスカス鋼は硬度も高めで、以前のポンコツだと機械加工のほうが遅かったので全部手作業で切っていました。

 

硬いものは超低速高トルクで切削するのが基本で、熱を持たずに刃物も摩耗しにくいですが、旧機械だと低速域はまるでトルクがないのでモーターからのベルトが滑るか、よくモーターが止まりました。

変に追い込んでモーターが焼き付いたり、刃物をどんどん減らすのも嫌だったので、致し方なく選んでいた手作業。 

機械加工でないと真っすぐに長く縦に切るのは本当に大変でした。

 

 

今はサクサクと良い音を立てつつ、綺麗で早い作業ができるようなりました。

 

 

 

10年経ってやっとプロが使うような機材になれたかと思います。

作業性も上がって製作の手間がいくらか効率的になりました。

クオリティも一つ段階上に上げたいところ、頑張ります。

 

 

弘法筆を選ばず。

という言葉もあり、どんな機械でも同じ仕事はしたいところ。

未熟な自分は機材の差を感じているのは実は少し悔しかったりします。

 

 

 

 

 

 

新冶具の作り込みはまだです。

以前のようにポンコツ機械で作るよりかなり楽で良い仕事が出来ると思います。

鉄冶具を自らの手で一から作った経験がありますが、今回はゼロベースからでなくベースありきで改造です。

部分改造であっても新機材使っても、やはり冶具作りというのは大変な事は想像でき、本腰据えるとしばらく業務止まって運営できなくなるので時間かけてじっくり進めようと思います。

 

 

 

 

業者から買ったものではなく、先人の魂が入り、知人の恩のこもった、由緒正しい新機材。

 

本当に有難いです、ずっと大事にします。

 

 

 

 

 

修理しつつ改良。

 

 

 

 

エンド回りが曲がってしまったので修理を...

というご相談はかなり多いです。

 

 

 

 

 

REPAIR

 

 

この手のエンドはこじんまりとしていて格好良いのですが、自転車として普通に乗ってかからない負荷にはめっぽう弱い性質があります。

こういった構造のエンドの修理件数は多いのですが、件数が多いという事はそのまま強度を物語ります。

 

曲げ直して直すのが通常で曲げ直しも可能ではあります。

価格も比較的安価で承れますが、その分リスクが付きまといます。

 

曲がってしまったダメージのある箇所をさらに曲げ直すので、当然金属疲労が2倍かかります。

そのまま乗っていただいて問題のない事が多いですが、保証は出来ず稀に破損に至ってしまっても責任はとれませんので、その旨のご理解が必須となります。

 

安いなりにその分です。

元のような動作確保は出来ても金属疲労は残ったままになります。

 

 

 

 

 

 

今回は親子2代で大事になさっているフレームだそうで、ご相談の結果でエンドを差し替える手法になりました。

 

 

 

REPAIR

 

 

このエンドはREW10おすすめのエンドです。

ただの板型ではなく耳付きなので、縦横に強度のある構造体となってます。

 

交換可能なステンレスディレイラータブが別体になっているエンドです。

こうなるとちょっとやそっとではエンド本体は曲がりません。

ディレイラータブはぶつけると曲がってしまいますが、曲げ直し可能で金属疲労は本体へは届きません。

今回のように後方に負荷がかかってもタブ部分のみで曲がる事が多く、本体エンドまでいく事はかなり少なくなります。

仮に折れてしまってもタブは交換可能。

ステンレスは粘りがあり塗装も不要、こういった箇所には非常に適しております。

 

 

見た目がちぐはぐにならないように差し込みラグ部分は残して、フィレット接合で自然に繋げました。

再塗装でもすれば元からこうだったかのような仕上がりになったと思います。

 

 

曲げ直しよりコストかかりますが、このエンド箇所の金属疲労は無になり強度は新品時以上になります。

同じトラブルにあう可能性は低くなり、仮にあってしまった場合でも今度は非常に直しやすくなります。 

 

 

安い曲げ直しは、位置関係だけ元に近い感じで戻すだけでダメージは残ったまま。

コストかかる差し替えは、金属疲労を部分リセットしより高強度にしつつ修繕もしやすい構造体となります。

 

クオリティの差はコストに反映されますが、どちらの手法が適しているかは個人個人で選択していただいて良いと思います。

 

 

 

その他各種のカスタムやリペアなど、随時手広く承っております。

とりあえずご相談だけでもかまいませんので、何かお困りの方はなんなりとお問い合わせください。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

営業案内。

 

 

 

 

 

先週と同じになりますが、本来定休日の明日17日は営業致します。

 

振替で18日の日曜日は臨時で休業となります。

 

勝手ながら宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

CORTENPOT x DAMASCUSSTEEL

 

 

手持ちの黒王丸のために以前作った鉢。 

 

剣先型に切って余っていた残材のダマスカス鋼をあしらってみました。

時間はかかりますが耐候性鋼の錆とステンレスの杢目のコントラストが付くのが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RING

 

 

 

 

 

 

REW10 BRASS x STAINLESS RING

 

 

何組めだろう、結婚指輪をまた作らせていただきました。

アクセサリーの職人ではないのですが、光栄な限りです。

 

鉄工の技術で作られる指輪です。

材料は丸棒、そこから削り出し。

フレームビルドと同じくロウ付けで真鍮を付ける。

 

 

普通のステンレスでなく、強度も耐食性も非常に高い特殊なステンレスを用いています。

 

うちは貴金属と呼ばれる類の金属でない身近で無骨な金属に注力しております。

磨き上げたり作り込みをしっかり入れれば、貴金属に負けない雰囲気を放ちます。

 

耐久性は貴金属よりはるかに高いものが多いです。

 

 

永き人生のおともにぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

営業案内。

 

 

 

 

急な告知になって誠に申し訳ありません。

 

本日は仕事の都合で外出するので14時~20時の営業となります。

 

勝手ながら宜しくお願い致します。

 

 

 

https://www.instagram.com/potalmetalpot/