あくなき改造。

 

 

 

 

メール不具合ある程度直っております。

まだ少しだけ不調の片鱗もありますが、今後は従来のinfo@rew10.comへメール送ってください。

ご迷惑おかけし申し訳ありませんでした。

 

明日の台風で何かなければよいですが...皆様もお気をつけて。

 

 

 

 

 

 

すっかり仕事の紹介も出来ておりませんで、こちらも本当に申し訳ありません。

相変わらず難物的仕事が多く、不器用な自分は更新できなくなってしまいます。

 

 

今回は以前よりあくなきカスタム魂をぶつけてくださっているお客様のカスタム品を紹介します。

以前に施工させていただいたこちら、旧輪界の遺物TANGE SWITCH BLADE。

SWITCH BLADEと言いだけあって変える事が出来ても替えのブレードがないというのはもはや愛おしいところ。

 

 

 

以前のカスタムから調子よく使っていただいていたようで嬉しい限りでしたが、さらなるカスタムをご依頼いただきました。

純正のカンチ台座からディスク化したいというご要望です。

 

 

 

TANGE SWITCH BLADE Custom 

 

 

取り付けたディスクタブ。

応力を分散するためいつもこういった付け方をしてます。

メタルにはISO規格が一番です。

 

ホイールがすっぽ抜けないように左右のブレードを入れ替え、爪の向きを変えました。

 

 

 

 

 

 

 

TANGE SWITCH BLADE Custom

 

 

 

この辺はオーナーさんの趣向が色濃いところ。

 

前回やらせていただいた真鍮の下玉レースに合わせ、真鍮のキャップを作らせていただきました。

この後期型のSWITCH BLADEにはアルミキャップが純正で付いてますが、固定方式だけ変えて形状は純正を踏襲してます。

相変わらずREW10と言えば真鍮、輪界で真鍮と言えばREW10です。

 

 不要になったカンチ台座を勿論綺麗に切除しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TANGE SWITCH BLADE Custom

 

 

 

挿入してクランプする部分には付き物のコーティングのちょっとした問題。

 

塗装は膜厚があるしキズが付くのでNG、ゆえに基本的にメッキとなります。

このフォークの純正状態も黒メッキです。

 

塗装でもメッキをかけず出来るよう、クランプ部分に旋盤加工で作ったステンレススリーブを入れました。

独自に作ればクランプの締め込みにも耐える肉厚が作れるし、ステンレスならコーティングの厚みやキズなど気にせず素地でいけます。

 

 

クラウンの根本に見えるちょっとした段差がステンレスの部分です。

この段差は塗装する際のマスキング位置にも最適だし、下に落ち込む事を防止するストッパーの役割も兼ねてます。

 

 

製作したステンレスと元のブレードを良い塩梅の精度で入れて、ロウ付けでしっかり接合してます。

ステンレスに流すロウ付けは少々やりにくいので注意しながらしっかり密着させます。

ついでにこの時代特有のジオメトリーを少し改善させるため、ブレードは切らずに旋盤小物で延長する形をとって肩下伸ばしてます。

 

見えないロウ付け差し込み部分も長めに取ってますので強度もいささか強化できたかと思います。

 

 

自分もSWITCH BLADEは好きで持っていましたが、知人の熱意に負け譲ってしまいました。

改めて見るとやっぱり格好良いパーツだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NITTO STEM Custom

 

 

こちらは一緒にご依頼くださったステムのカスタム品。

 

NITTOさんの二股を短くして、クランプを31.8㎜に変更してます。

ノスタルジックなのか新しいのか、良い雰囲気のあるステムになってます。

 

 

 

 

 

カスタム魂の熱い方、熱いご依頼お待ちしております!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不具合続いてます。

 

  

 

 

サーバー障害で不具合続いており、ご迷惑おかけします。

ブログの更新とメール受信はおそらく概ねできるようになりましたが、送信に不具合があって届かない事が多いです。

現在サーバー変更などを模索し対応しております。

 

現在こちらからのメール返答は下記gmailから行っております。

rew10works@gmail.com

 

復旧したらまた告知します。

告知があるまではホームページ記載のアドレスではなく、上記アドレスのほうへお問い合わせお願い致します。

 

 

ご迷惑おかけし申し訳ございません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メール不具合。

 

 

 

 

 

サーバー障害によりメールの送受信に不具合でておおります。

復旧は未定ですが、復旧しましたらすぐに告知致します。

 

最近メールくださった方、返信がないお客様は、不具合によってこちらへ届いていないか、送信できてない可能性が高いです。

 

お手数おかけして申し訳ございませんが、復旧の告知があるまでは以下のアドレスへご連絡いただけますと幸いです。

rew10works@gmail.com

 

復旧までは従来のアドレスでなく、上記gmailで対応致します。

 

ご迷惑おかけし誠に申し訳ありません。

宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

SSCX

 

 

 

 

 

ご遠方よりいつもいつも足繁くお越しいただいているお客様。

オーダーいただいたフレームがやっと完成し先日納車。

 

時間はかかってしまいましたが、REW10らしさがしっかり込められた一台が出来ました。

 

最近は非公開の自転車が続きましたのでこの一台を紹介します。

 

 

 

 

Mr.K's SSCX

 

 

シクロクロスC1で戦われている方、こういったクラシカルな装いでも内容はレーシング車。

REW10のお客様は概ね街乗り仕様をご所望の方が多いですが、レーシング車のオーダーも光栄です。

 

 

 

 

 

 

 

Mr.K's SSCX

 

 

何度も密に相談を重ねて練り上げた各部の仕様。

担ぎを意識しつつシンプルさも求めて内装仕様に。

ステンレスインナーチューブが入ったもので、錆に強く、内装の中では強靭で、通しやすい仕様になってます。

かなり酷使される方なので、各部考慮して作らせていただきました。

 

 

 

 

 

 

Mr.K's SSCX

 

 

 

アウター受けが欲しいというご要望から作らせていただいたこれ。

仕様はこちらに完全お任せいただきました。

 

普通はホイールとして組まれる#14ステンレススポークを使用、スポークならば張力かけても問題ない事は立証済み。

真鍮でネジ受けを作り、ステンレスのアジャスターも搭載されてます。

スポークとネジ受けは銀ロウをしっかり流し込んで密着させてます。

こういったシンプルなものは形を編み出すまでがなかなか大変なのですが、シンプルでらしさが出たかなと個人的に気に入ってます。

 

 

 

 

 

 

 

Mr.K's SSCX

 

 

 

かなり久々に作らせていただいたオリジナルカットのラグ。

本当に久々で感覚を忘れていましたが、取り掛かってみるとそれはもう思ってた以上に手間がかかった気がします。

 

昔よくやっていた技法でしばらくやってませんでしたが、やりたくないわけでなくお客様からご要望がなかっただけです。

手間はかかった分、すごく新鮮で達成感もあった箇所。

ガッツある方、こういったオーダーもお待ちしています。

 

ラグを飾ったのは三か所で、その他はラグレスです。

ヘッドチューブとステムのラグが揃って見応え抜群、とても格好良いと思います。

 

ステムは1インチのアヘッド専用なので1-1/8は通りません。

アヘッドでもシュッと綺麗なシルエットになります。

自分も1インチアヘッド愛好家、この仕様は大好物です。

 

強度のあるクロム銅のヘッドキャップで隙なく組み上げてます。

このヘッドキャップの経年変化は真鍮を凌駕するとも言えるぐらい雰囲気良く変化してくれます。

じっくり仕上げてください。

 

 

 

 

 

Mr.K's SSCX

 

 

このお客様の愛車に対する情熱は凄まじく、ヘッドまわりの趣向はバッジにも。

REW10の過去の写真までよく見てくださっていて、昔やった事のあるステンレスの銘切ヘッドバッジを気にして下さいました。

あの頃のままやるのでなく、今のREW10の思考も取り入れ素材を変化。

コールテン鋼耐候性鋼のヘッドバッジです。

錆が育っていく楽しみがあり、基本的に自転車では許されない経年変化をしっかり楽しむことが出来ます。

 

実はフォークエンドとリアエンドもひっそりとコールテン鋼だったりします。

コールテン鋼の箇所は勿論未塗装。

 

錆びても朽ちる事のない鉄。

各部の数年後が楽しみです。

 

 

 

 

塗装は足立区の名塗装工Z-WORKSさん。

いつもと同様に良い仕事してくださって、クロモリ部分のツヤなしローフィニッシュが生鉄っぽくてかなり格好良い。

自転車塗装工では珍しくリン酸被膜まで自社でのせてくれます。

この被膜の有無で錆び方にかなりの差がでます。

防錆効果だけでなく、見た目も良い黒味を増し良いムラも出るのでなんとも良好なペイントです。

いつもうちのフレームに彩りを吹き込んでくれて、職人のぬくもりを感じさせてくれるZさんの塗った塗装は本当に感銘を受けます。

REW10のフレームは手作業を色濃く感じさせる古き良き手法が多く、そんな鉄フレームにはウレタンやパウダーより溶材塗装がしっくり来る気がします。

 

 

 

 

 

 

Mr.K's SSCX

 

 

 

その他も特徴が相当にあるのですが、すべて語っていると本当にとてつもなく長文になってしまうので惜しくも割愛させていただきます。

 

 

 

 

 

お客様の自転車フレーム製作、やればやるほど大変だと思います。

その分一番やり甲斐があるのはたしかですが、重圧と責任も圧し掛かります。

 

でも今まで作ってくださったお客様方の製作実績がある事で、重圧と責任を良い緊張へとプラスに変換する事が出来る。

おかげでこんな自分でも作らせていただける気がします。

 

 

そんなことを感じておりますと一人ぼっちの経営でも皆さんの支えを感じれます。

人が居ないと自分の求めるモノ作りの本質は薄れます。

 

お客様がいらっしゃるから続けられるREW10の仕事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

営業案内。

 

 

 

 

営業案内です。

本日13日は塗装屋さんでの打ち合わせに伺うため、18時で閉店致します。

 

14日土曜日は本来定休日ですが、ご遠方お客様の納車対応やその他対応都合で営業します。

振替で16日月曜日は休業となります。

連休は14日と15日は営業、16日が休業となります。

 

 

勝手ながらお間違いないようにお気をつけください。

 

 

 

 

 

 

工場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完結編。

 

 

 

 

 

改造作業から試行錯誤を経てさらなるカスタムを施しました。

今回はもっと制動力を向上させたいというカスタム内容です。

 

 

Custom Mamachari

 

 

純正のフォークに適合するブレーキの中で制動力をしっかり確保できるものがなく、Vブレーキ仕様のフォークを作らせていただきました。

 

奥様とお子様に確かな安全をお求めの旦那様の探求心たるや、凄まじいもの。

以前のカスタムから制動力に不安をお持ちだったので、今回のフォークを取り付けるまでに色々試しています。

 

フォーク作る前にBMXのUブレーキなども付けてみましたが、しっかり制動させるには少々足りない動作感だったので、最後の手段かつ今回の自転車には最高峰の選択肢であるVブレーキの付くフォーク製作をすることになりました。

 

ディスクブレーキを付けるという事も相談話に挙がりましたが、ママチャリ使用だとローターを曲げてしまいそうという事を気にしてらしたのでVが良いという流れに。

Vは一度付けてしまえば手軽なのも良いところ。

 

懐かしパーツのデンデン虫付きなのも良いところです。

 

 

 

 

 

Custom Mamachari   

 

 

 

狙い通りでしっかり制動します。

これならとりあえず不安要素は拭い去れてます。

 

フォークは強度をがっちり上げるためにディスク用の厚いブレードで組んでます。

こういった類の自転車はスポーツ用途とは異なり多少の軽量化などほぼ意味を成しません。

それよりもしっかりとした強度が大事、壊れるなんて事はあってはなりません。

 

 

 

ついでに走破性確保と走行感向上のため、前輪を18インチから20インチにサイズアップ。

ジオメトリーを変えないようにヘッドチューブの下側を長くなった分だけカット。

切り代にちょうど良い余剰分もあったのでバッチリきまってます。

オーナーさんも自分も乗って確かめましたが、純正より総じてかなり良くなった感触でした。

この手の自転車はスポーツバイクの製作技術とは異なるものが求められますが、この辺は得意分野です。

 

 

組付けと塗装はまた旦那様が進められました。

諸々の箇所で良い手法をとられていて、本気でありながらも抜きどころもしっかり理解してらっしゃるプロ顔負けの仕上がりであると言えます。

 

カスタムしない純正でも良い自転車ですが、この自転車は道具としてさらに優れたものになったと思います。

 

とりあえずこれですべて終わった感触。

 

このお方の探求心と柔軟性はこちらも学ぶ部分が多く、本当に良い仕事をさせていただけたと思います。

色々な苦労を経てやっと完成、達成感とともに一抹の寂しさすらあります。

 

 

 

 

ゼロベースからのオーダーでなく、市販品のカスタムでも本気でやればかなり良いところまで持っていけたりもします。

今回のような自転車はすべて作っているととてつもない金額になってしまうので、今回はゼロベースで作るより市販品カスタムでないと難しいケースです。

 

 

車種やカスタム内容によっては限界もありますが、出来る事ならば積極的にお受けしてます。

ママチャリだから工賃も安い、高級車だから工賃も高い、こんな事はでなくすべてかかった手間に比例して工賃がかかります。

今回の仕事はママチャリですが、電動三輪車という性質で手間がとてつもないので安くないです。

このように元の商品価格や車種関係なしに手間分の工賃はかかります。

 

 

 

 

守備範囲の広さには自信があります。

熱心にお考えの方はぜひご相談ください。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MARRIAGE RING

 

 

 

 

 

 

MARRIAGE RING

 

 

 

また結婚指輪を作らせていただきました。

 

普段自転車フレーム等を作らせていただいている職人が作らせていただいて良いものかと、毎度毎度考えてしまいますが、こういった長く使う記念品を作らせてもらえるのは本当に光栄でしかありません。

 

うちのような小さい工房に出来る事と言えば、手間を惜しまない事と気持ちを込めることぐらい。

 

二つの素材がしっかり綺麗に合わさるように製作を進めます。

 

 

貴金属と呼ばれるような金属は一切用いず、アクセサリー製作の技術でなく鉄工の技術で作る削り出しの指輪。

それゆえかなり高耐久、長く添い遂げる事が出来れば幸いです。

 

 

ご結婚おめでとうございます。

 

 

 

ご依頼は随時お受けしております。

ご相談はお気軽にどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お盆営業案内。

 

 

 

 

暑いですね、火を使う作業は酷な季節です。

 

 

 

 

お盆の営業案内です。

 

直前になってしまって申し訳ありませんが、本日は本来土曜日定休ですが営業致します。

 

お盆時期の休業日は12日の月曜日のみ休業となります。

 

それ以外は概ね平常通りの予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

Extarnal Butted

 

 

 

こちらは久々にやった外バテッドの加工。

 

材料供給のあるエクスターナルバテッド管よりもさらに肉厚と強度を高めたい時などに用います。

こういったかぶせも段付きで作れば作業手間が軽減しますが、ラグレスフレームだと多くの箇所をツルッと滑らかにしたほうが納まりが良い事が多いです。

REW10ではラグレスフレームは細部もこうして角がないようにする事がほとんどです。

 

めっちゃ地味だけどこういった作りはずっと取り入れたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

営業案内&二代目隆天(仮)の愛車。

 

 

 

 

まず営業案内ですが、明日31日は勝手ながら臨時休業となります。

振替で本来土曜日定休である8月3日は営業致します。

3日はご遠方のお客様ご予約都合で開店時間がいつもより遅く、14時~20時の営業となります。

その他は平常通りの営業となります、4日日曜日などは営業しております。

 

 

 

 

 

更新がかなり出来ておらず申し訳ありません。 

フレーム製作は相変わらず頑張っておりますが、全業務一人ゆえに忙しい時ほど更新に割く余力がないです。

更新が少ないと動きがなさそうに思われてしまうかもしれませんが、たくさんの製作仕事をしております。

 

最近はなかなか手間のかかる大作製作続きでした。

これら大作含め最近作った自転車はお客様のご意向やその他諸々の訳あってすべて非公開となってます。

ゆえに数少ない更新を待ってくださっている方々に紹介できるものが少なく申し訳ないです。

 

 

 

あまり更新乏しくても申し訳ないので、組み上がりを紹介していなかった一台と背景でも紹介しましょう。

我が息子である現在小学生の二代目隆天(仮)の愛車です。

 

 

二代目隆天(仮)の愛車

 

 

 

 

子ども用の自転車というのは洋服などと同じく使える期間短く、通常だと子どもの成長に合わせて数年に一度程度はフレームごとサイズアップをし続けなくてはならない。

新しいものを用意し続け、乗り終わったものが出てくるなんて事はしたくなく、子ども用でも長く使えるものが良い。

それならば選択肢は必然ともなってきて、BMXなら成長してもサイズ変える事無くずっと乗れる。

変に子ども用に寄せた設計だと乗れる期間が短いので、基本設計はまるで子ども用でない通常のBMXに。

大きくなったら最低限ハンドルとシートポストを変えれば、大人になっても十分使える。

 

上のような考えは大前提であったので、『20インチに乗れるまではお前の自転車は作らん。』と息子に伝えてあった。

幼い彼は父の真意など当然理解できず焦らされてるぐらいに感じてたかもしれないが、いざギリギリ乗れるその背丈まで成長したところで作ってあげたのがこのBMX。

 

 

一応彼からのオーダーBMXという体の一台、作る前に軽く要望聞いていく。

自転車の事など詳しくわかってないので構造の大半はこちらで考えるが、見た目だけでも彼の好みを反映しようかと色々提案してくとこの親父の愛車と同じような感じが良いとの事。

結果、自分の愛車と同じ耐候性鋼材を用いたBMXに。

 

 

自転車好きの親は子どもの自転車によく高級パーツなどを鏤めてしまいがちなところもあるけど、普通の子どもはそんなもんまずわからんしこちらのエゴを押し付けたくもないない。

必要なら後はてめえ自身で好きにカスタムしろという意味を込め、極めて安いママチャリパーツ中心で構成。

 

今は細かい価値などわかってなく、ママチャリパーツでも問題なく機能するしなにより気兼ねなく使えこれで十分。

チープでも十分というかこれが現時点でのベスト。

 

自転車好きの視点で見なければ、サビサビの風貌でチープなパーツついてればスクラップのようにも見える。

ゆえに盗難もされにくいしこれが良い。

でも、これは親父の魂のこもった一台、日々大事に使い、少しでも離れる時は鍵を絶対にかけなさい、と強く念押し。

 

 

自分はこちらから何でも与えレール敷くのは好まず、自身で考えさせ時に愛をもって蹴落とすほう。

ゆえに父として用意するのはこの辺まで。

自分が彼に自転車作るのも最後になるかもしれない。

気に入らないパーツが出てきたらカスタム出来るところもたくさん残したので、自分自身でいじって自転車の深みと楽しさに自然と触れてもらえれば幸いだとささやかな願いを込める。

 

もし2台目欲しくなったら、自分で何か買うも良し、隆天の息子として生まれ落ちたのを利用しお下がりを利用してカスタムしたり教わりながらでも自身の手ですべて作り上げるのも良し。

 

 

 

 

この自転車をあげてからある程度年月も経った。

父がこの自転車に込めた詳しい核心の理屈など当然わかりもしてないだろうけど、ジワジワと男の所有欲を刺激しているようだ。

たとえ子ども相手でもきちんと彼を見据え、彼が好んでくれるようには作ったつもり。

作り込みをしたゆえに密かにも確かな手応え。

通常のお客様の自転車製作と同様に何故だが自然に使いたくなるものを追求、子ども相手でもそれが通用した模様。

この辺は普段のオーダー自転車作らせていただく仕事と同じで手抜きはない。

 

 

幼くとも男が浪漫を抱く自分専用のマシン。

自分だけのマシンはどこか誇らしげでかなり自慢の愛車らしい。

幼稚園の時に乗っていた市販の自転車とは気に入り方の違いが明らかに見て取れる。

こっちからは何も伝えてないがBBパイプに刻まれた名前の銘切を勝手に見つけ、自分のために生まれたマシンなのだというのも彼のお気に入りのポイントらしい。

ちゃんと見つけたなと少し感心。

幼い彼でもこういった反応を目の当たりに出来ると密かに職人冥利に尽きます。

 

なにやらいれこんできてるし成長してきたので、小さい頃から使っていた派手めなヘルメットもそろそろ卒業かと、自分が使っていたBELLの渋いレザー調ヘルメットをプレゼントしたらこちらも痛くお気に入り。

少しずつ大人に近づき、子ども用なんてものは嫌になってきた年頃。

大人と同じものを身に着け少々勇んでいるのだろう。

 

学校から帰ってきては、お気に入りのヘルメットと作ってあげたバングルで武装し、自慢の愛車跨っては一人近場のツーリングに洒落込む日々。

行く当ても何もないのに、毎日毎日欠かさず自宅周辺地域をずっとずっとゆったり乗り回している。

 

 

己一人で自転車に乗り出かけられるになってからは、どこにでも行ける感覚、翼生えたような感覚でも抱いてるのか、お気に入りのマシンに跨る高揚感もあって楽しくて仕方ないのだろう。

こっちが何言うことも無くとも自発的にしばらくこんな習慣が続いているのでどうやらほんと楽しいらしい。

 

そんな瞬間が自分にもあったかと懐かしく思う。

そのような感覚を自分自身最初にいつ抱いたかと言えば、今思えばポンコツだったけどはじめてスポーツ車を知人から譲ってもらったのが中学2年の時。

ロードマンのパチものみたいな自転車だったが、最初のスポーツ車はなんともかっこよく映りそれはもうお気に入りのマシン。

ポンコツでもママチャリとは次元が違う走行性能に心躍った。

その夏休みに知人と東京湾から新潟の日本海まで走破し日本横断できたときは本当にどこまでも行けるという事を強く感じたのを思い出す。

 

昔懐かしいものを思い出させてくれて、自転車ってやっぱり男の心を躍らせる熱い道具なのだなと、息子をみて再認識。

 自転車作りは大変だがこういった事があると頑張ってきてよかったと思う。

 

自分は人のために自転車を作るのが生業であり人生、息子のように近い存在でもお客様でも気に入って日々使ってくれるとなによりも嬉しい。

アーティストではなく職人、自分の表現をするのではなく人の希望に沿ったものを道具として作り込んだ結果で気に入ってもらえるのが喜び。

展示会などで目立つよりこれが楽しい。 

 

 

 

この自転車はまだ未完。

まずは愛車の整備ぐらい己の手で仕上げられないと話にならぬ。

あとは己で楽しみながら業を会得し仕上げるのだ。

 

 

二代目隆天(仮)

 

 

 

 

 

 

 

彼に合わせたつもりでも、結局は父親のエゴかのようなBMXでした。

彼のため頑張って作った自転車だけど、飽きて放置されちゃったら自分がチョイ乗り用でこっそり使っちゃいます。

 

 

 

お気に入りの愛車の威力もあって自分の仕事が良く映ってくれてるのか、今のところ絶対二代目隆天になりたいと彼自身が言っています。

無理やりやらせるつもりは毛頭ないですが、お客様の事を思うと自分が年老いてきた時に二代目が居るのは有難い。

そして自分が居なくなっても隆天の製品と技術が世に残るのは喜ばしい事です。

考え方良く素質もあってやる気に溢れた人間が身近に居るなら娘でもいいし家族以外でも継がせるぞ、と息子に告げると奴は絶対おれがやるとなにやら燃えてます。

子どもの言ってる事なので半分以上当てにしてないですが、やる気になっているのはなんでも良い事です。

 

いざ跡継ぐとなると果てしない技術習得も大変だが、うちの仕事は技術云々だけでできるものでないし、彼が大きくなる頃には時代も変わっているので、どうなるのかはわからないが永くを見据えて変わり変わらず頑張っていこうかと思ってます。

ただ継がせるのでなく、彼自身がより強くやりたいと思える仕事に感じさせ、自信を持って引き渡す事の出来る工房に仕上げておかなければいけないと思ってます。

そうするには曲がった事など出来ず日々精進してないと堂々としてられない。

近くに子どもの目があると思うといろんな面で怠けられないのでこっちも大変ですが、純度上げられるのもありでこれも有難い事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

先は長そうですが親という漢字の通り、木に立ちそっと見守るが如く、あまり多くはしてやらずにいようと思います。

二代目を襲名する事があれば自分と同等かそれ以上には育てるつもりでいます。 

自分が長年かけて培った極意を要約して叩き込めるわけですから、自分と同等が最低限、むしろ超えて欲しい。

 

でも子どもの事というか目先の仕事を本気で積み重ねることしか結局は出来ないのかもしれません。

 

 

まずは愛車のメンテナンスから自身の手でやらせサポートしながら教えていく所存です。

好きでなくては出来ないこの仕事、押し付けもダメですし、職人として親として大人として良くない背中は見せられませんね。

 

実際に跡継ぐかはどうあれ、彼からデカく見える背中で在れるよう彼以上に常々頑張ろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイントレー。

 

 

 

 

 

 

 

以前にREW10で自転車を作らせていただいたお客様がご自身のパン屋さんをオープンされました。

ご自身の作るパンにも独自の作り込みをされる方で、モノへの探求も強い方。

 

開店を前にお店で使うコイントレーを作って欲しいというご相談を受けました。

大変光栄な事に自分の感性を信じていただき、こちらへデザイン丸投げのミッションです。

光栄な反面プレッシャーもかかります。

 

 

コイントレーは今まで作った事ないし、普通に考えるとよく見るようなものになってしまいます。

そして自分はシンプルなものが好みなので、お任せで丸投げされると基本的にシンプルな造詣になります。

 

コイントレーはもともとシンプル、そんでもって自分はシンプル好き。

つまり個性が極めて出しにくいという事。

 

普通のもので良しとするならば自分に相談などお考えにならないはず。

なんとかお応えしたい、なかなか悩みました。

 

確実に出来る気がしなかったのでちょっとズルいのですが、『思いつかなかったらごめんなさい、その時は市販品のカスタムなりその他方法で考えましょう。』と、逃げ道を作らせてもらいはしました。

ご依頼いただいてから開店されるまで少し時間あったので、業務を進めながら色々と頭の中で模索し続けました。

 

まあそんな簡単に思いつきません...

そもそもトレーでシンプルかつ個性的なものなど見た事も聞いた事もなく、イメージもしにくい。

彫刻の彫りなどデザイン入れるのはうちの味でない。

逃げ道はいただいたものの、逃げてしまうのは悔しい。

 

 

 

未知の領域のモノを作る時に自分がよくやる、なんとなくでも使えそうな材料素材を揃えてみる事から始めました。

 

 

REW10へご依頼いただけるという事はREW10がよくやっている手法や素材使いを好んで下さっているという事。

わざとらしいデザインなく、無骨で、重厚で、シンプルで、素材のまま。

互いに求めるイメージを単純に言葉するとしたらこんなところ。

 

厚物から薄物までトレーに使えそうな板材やその他いろいろ揃えてみました。

なんとなく手に取ったのは3㎜厚の真鍮板。

 

とりあえずトレーっぽく端でも曲げてみるか、と曲げ終わった刹那、閃いちゃいました。

 

 

 

 

それが降りてきたのは、その時作らせていただいていたバングルの端材とコールテン鋼の丸棒が近くに転がっていたのを見た瞬間。

 

スイッチ入ったので、忘れぬうちに一気に形にしたのがこのトレー。

 

 

REW10 COIN TRAY

 

 

 

実にREW10らしいトレーになったと思える納得の出来栄え。

 

デザイン的なところは無いようで個性があり、シンプル、重厚、無骨、素材そのまま。 

コイントレーという道具としても十分使えるというのも勿論大事。

無駄なぐらいの超高耐久性を誇り、経年変化すればもっと良くなるという使い込む楽しさがあるもの。

飽きずに使うにはこれらすべての導入が肝要。

 

即座にREW10SHOPでも使いたい。と思いましたが、この材料は一つ分しかとってないし他に様にした材料で肉厚変えるとバランスも悪くなります。

自分用を作るよりお客様のを優先、また次回の機会に作ります。

このトレーは是非とも手元に欲しい。

 

 

 

本体は分厚い3㎜真鍮無垢板。

両サイドには少し焼き色付けたステンレスフラットバー。

ステンレスと真鍮を止めるのはコールテン丸棒。

接合に使うのはステンレストルクスボルトに真鍮ワッシャー。

 

デザインもさほどクドさなくシンプルにまとまりました。

 

 

 

 

REW10 COIN TRAY

 

 

店名のetecoさんの名を刻む箇所は色も朽ちないよう、洋白板にして色調と照りが保てるように工夫しました。

廃れる事無く鈍くも輝いて欲しい願掛けです。

ハンドメイドらしく銅リベットを槌目付けつつしっかりとかしめる。

真鍮、ステンレス、コールテン鋼、洋白、銅、色々な金属を楽しめます。

 

 

 

 

REW10のロゴもよく見ると見える程度に打刻。

 

 

 

REW10 COIN TRAY

 

 

 

 

お客様にもしっかり気に入っていただけました。

 

昨日掲載したご結婚記念とはまた異なる喜びを感じれたトレーでした。

また一つREW10の産物が使われる場面が増え、本当に光栄であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mr.K's BIKE

 

 

遅ればせながら本日開店祝いを渡すため、お邪魔してきました。

本日はetecoさん定休日ですのでパンは買えませんでしたが、ゆっくりお話し聞ける事が出来て楽しかったです。

この方は長くパン作りを学ばれてきた方で、性格も真面目で作るモノとの向き合い方も本気です。

でも入れ込み過ぎず程よくリラックスもされた良い御人。

 

 

 

 

 

 

 

 

渡したお祝いもうちらしいやり方でこんなモノを贈らせてもらいました。

 

開店祝い

 

 

トレーを納品する際に自転車整備がてらお越しいただいたのですが、当店に鎮座していたパキポディウムを凝視なさって興味津々に話もしてくれたので、パキポディウムを植えたPOTALの鉢植えを進呈しました。

パキポディウムの異様な樹形の現物を目の当たりにすると何故だか引き込まれるものがありますが、この人もその一人です。

 

 

 

この方はコールテン鋼と真鍮が入った愛車に普段乗られているので、それと揃えてます。

好みに合った鉢に育てやすい品種をセレクトし植えました。

 

 

少々興味お持ちだったので渡した際は相当な気に入り様でしたので、この御人の性格もありきならばきっと大事に育ててくれそうです。

園芸に興味少なそうな方にはキーフックに名前入れて贈ったり、こちらのエゴでなく変に重荷にならないように気を付けつつ、本当に喜んでもらえるためにどうしたらよいか自分なりに工夫してます。

この辺の見極めはオーダー製作の汲み取りにも非常に大事なところです。

こちらの個性もありつつも喜んで下さるようなところを見通すのは、楽しいですしやり甲斐を感じます。

お酒やお花だけになってしまいがちのお祝い、違った形式でも個人同士の付き合いで喜んでいただけるならば良いと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開店祝い

 

 

お祝いの形式じみたお札よりうちはこれ。

銅無垢板に打刻&銘切。

 

普通なら粗相に当たるのかもしれないけど、うちの事好んでくださっている方ならばこっちの方が喜んでもらえるでしょう。

細かいところも大事なのは気持ちです。

 

 

 

 

世田谷区代沢2丁目の池ノ上駅近くのetecoBREADさん。

開店おめでとうございます。

 

この記事ご覧の皆様も何かの折に是非行ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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