新しい懐古主義

 

 

 

先日のDARUMA界のスーパースターが残した興奮冷めやらぬ工房で作業を進め、さあ定休日と死んだように床につきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘に起こされ、気付けば昼前。

久々にどっぷり長めの睡眠。

 

 

 

 

業務で忙しく引き篭もってばかり、しゃっきりしたところで久々に外に出よう!

 

 

 

 

前々から行きたかったとあるところへ。

二箇所に行く予定でしたが、少し予定が変わり一箇所に。

 

こちらへは納品も兼ねて初めての訪問。

自転車乗りたかったのですが、生憎の雨...

雨中で自転車乗るほど気合が入っていないので、いつ乗ったか思い出せないぐらい久々な電車。

帰宅ラッシュ時にぶつかり雑踏にまみれ久々すぎてキョロキョロと、東京に住んでいながら東京初めて的動きに。

 

ここのところごく近場しかいっておらず外界を遮断してしまってたので、東京ってこんなに人が居たのかと新鮮な気持ち、少し緊張じみた動きで電車に揺られる。

完全に田舎モノ。

遠いところへ行く訳ではないのに、新鮮すぎて何故か観光気分。

 

 

 

 

向かった先に到着した刹那、巨大なお犬様に怒号を浴びせられびびる自分。

 

ん...?? 

まさかこの状況...

いつもうちに来てくださるお客様が味わっているものでは...

当工房へご来訪のお客様、いつもうちのリーサルウェポンが威嚇射撃をしてしまい誠に申し訳ないです。

このお犬は怒号ではなく人懐っこいだけでした。

うちの戦闘生物と違って危なくないです。

REW10の守護獣には絶対に手を触れないでください、手がなくなります。責任持てません。

 

 

 

どこへ来たかというと、昨年10月にオープンしたというnut-butterさん。

プロスノーボーダー吉村氏が経営するお店です。

 

なにやら異様な空間。

普通ではまずお目にかかれない自転車が鎮座。

 

 

なかなかレアものなヴィンテージロード&ピストパーツ系中心の品揃え。

 

 

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話をしているといろいろレアなものを出して見せてくれます。

 

どんどんでてくる。

終いにはフレーム材料まででてくる。

なんというドコアな品揃え...

どっから探してくるのでしょう、素晴らしいです。

 

 

 

 

そして製作が完了したブツを納品。

 

 

なんやかんやと完成したものを吟味、楽しみ、談笑しながら希少な名車へインストール。

 

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やる気満々ないきり立ったステムです。

お店の雰囲気に合わせ、細部までクラシカルにこだわり製作したステムです。

 

 

そしてこの貴族のようなラグ!すげえ。

実物初めて見ました。

この特徴的すぎるラグをみればどこのものかわかるでしょう。

自転車というか美術品です。

 

 

でもこれをガンガン普通に使っている豪気なお方です。

 

とても気さくなお方なので時間も忘れいつも長々と話し込んでしまいます。

 

 

 

納品した風変わり商品はその他多数。

 

気になる方はnut-butterさんへ行ってみてください。

人懐っこい巨大なお犬様と気さくな店主が迎えてくれます。

特殊な世界で生きる方の話はとても面白いですよ。

 

 

 

始まったばかりの懐古主義です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Flying DARUMA

 

 

 

 

 

本日は非常にギトギトなメンツがご来訪。

 

 

 

 

まずは度々お世話になりまくっているショップさんの面々。

 

ちょっとした加工物などを済ませ、異常に面白いものを納品、後日おそらくご紹介できると思います。

造形がかなりキテます。

あえて今は何も書きませんので楽しみにしておいてください。

 

自分も完成楽しみにしております。

 

 

お客様に納品するとき、みんな同じ表情をしてくれるのに気付きました。

ずっとこの表情をいただくためには日頃のきつい精進が必要。

いつまでもこの心、忘れずにいたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、もう一組濃汁たれまくっている奴らのご来訪。

 

こちらも度々何かと絡んでいる軍団。

なんだろう、彼等の不思議な魅力。

 

 

ubotaくんへカスタムの納車、おなじみの個性的バイクXENONへ特殊加工。

残念ながら写真撮り忘れ。

見てみたい方はPOLOやってれば彼に会えます。

 

 

ご一緒に久々に来てくれた、jinken殿。

彼はJBPというブランドを立ち上げ素晴らしい自転車をプロダクツして頑張っています。

お互い良いものを作っていきたいものです。 

 

記憶にも新しいREW10DARUMAではじめてトリックをキメた熱い男。

この御人がまた新技メイク。

 

久々に乗ったはずなのになんでうまくなっておられるのでしょうか??

この技の切れ、理解に苦しむ才能です。

ついアガってしまいました。

 

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Photo by ubota

 

ディケード!!!!!

 

反則ですよこのかっこよさ。

そしてなんて良い写真。なにかで使いたくなる。

 

一応トリック用DARUMAという意味不明なコンセプトで製作したので、彼に乗ってもらうとなにか命が吹き込まれたようにも感じる。

意味不明さが面白くて製作したものの、彼によって意味を成す。

もっと完成度を高めたDARUMAを作りたくてメラメラ、ムラムラ熱くさせてくれます。

 

そしてスポーク100本ぐらいのガチガチなホイールが欲しいですが、当然そのような変態パーツはありません。

作るしかないのか???

 

 

 

 

乗っている様を観察し、3台目生かせるモノが確実に見えた。

次回作はより良く、手早く迅速に教訓にし生かします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろな個性を感じ、それを身近で感じることができて嬉しく思います。

 

今日いらっしゃった方々に、本日仮組みが終了した未公開の新作を見られてしまいました。

特別に皆様にもお見せします。

 

 

 

 

 

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うっかり画像が小さくなってしまいました。

すでにばらしてしまったので大きい画像は完成したらお見せします。

 

 

スポーツ自転車の概念を見事にぶっ飛ばしてくれた、熱きハードコア〇〇ムたちに捧げる新作です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忙しい毎日。

小さな工房へご依頼が来る、面白いものを作らせていただき光栄きわまりないと思いつつ製作しております。

 

 

信じてご依頼くださったお返しに良いもの、ひたすらに良いものをと。

 

 

 

 

その証拠に銘切という仕様がうちにはあります。 

隆天の製作物にはほとんどのものに、唯一無二のオリジナリティの証でもある銘が切られます。

ステムの一部、その他一部のものに切っていないものもあります。

骨董品や日本刀などに切られている古来の文字です。

 

自分は最先端技術にも興味は強くありますが、どちらかといえば古来の伝統的な業に強く心打たれます。

昔はすべてハンドメイド、古の職人の業には本当に敬服します。

 

 

 

 

 

古の業、銘には特別な思い入れがあります。

手間はかかるが、切ってあっても性能面ではなにも役にたちません。

製造no.みたいなものですから、意味のないものと切り捨てられてもしょうがないものです。

でもこういうところにも強いこだわりを。 

 

 

 

鏨でカツカツ、少しずつ、少しずつ、切っていくんです。

ときには豪快に力強く切り、ときにそっと繊細に切る。

力加減、鏨の向き、運び、奥が深いです。

一打で一画も切れません。

しかも切る面は平ではなく曲面。

これのおかげで持病の腱鞘炎が痛みます。

自分の右手、実はちゃんとグーができません。

 

 

 

 

 

 

 

こんなものを何故切るかといえば、

意地です。

 

せっかくの手作業による産物、ポンチでの製造no.や英文字だとものさみしいのです。

製造no.まで手作業の味を。

 

 

銘は妥協せず作った証、責任を込めた証、魂です。

日本人が切ることでさらに深みが増し、独特の味がでます。

 

すげえモノ作ってやる!!と、怨念ともいえるかもしれない執念じみたものを込めてしまっているかもしれません...

こういう言い方だとなんか重いですね...

 

 

 

 

 

基本的にフレームはBBパイプ、フォークはフォークコラムに銘を切ってます。

 

その他パーツは切れる場所がなかったり、相談により切る場所を決めてます。

 

 

 

 

本日、受け渡しが完了したステムにはいい味がでた銘を切ってあります。

 

 

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シンプルにイタリアンカットラグを飾ったラグステムです。

イタリアンカットのラグフレームに装着すれば、これしかない!的な美麗な統一感がでます。

 

規格はやはり美しい1"アヘッド。

アヘッドが世にでてきた直後、オーバーサイズに変わってしまい、あまり使われなくなってしまった規格。

市販のアヘッドステムなど数少ない、そんなコアな規格が大好きです。

 

 

メインのパイプに下手に切るとクラックにつながるので、ステムは切れる場所があまりありません。

なのでコラムクランプパイプに切。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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寿の一文字。

 

このオーナー様の有難いお名前です。

個人的に異常に様になっている文字に感じ、見とれてしまいました。

なにか完成して見ていると、いろいろな気持ちが込みあがってくるのです。

また研磨地獄に引きずり込んでくれたモノでもあります...

 

 

 

 

 

 

 

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反対側には隆天銘。

製造者の執念がこもってます。

 

 

しかし鏡面だと埃すら目立ちます。

 

遠方のお客様でしたが非常に喜んでくださったようで誠に光栄です。

また製作意欲が沸きます。

 

ただ喜んでもらうために意地になってます。

 

 

 

 

 

銘切は各種ご要望を伺ってます。

多いのは下の名前、次にフルネーム、好きな言葉、座右の銘などを希望する方もいます。

なんでも大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MADE IN JAPANの真骨頂、銘切。

REW10ならではの仕様。

我が魂です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変り種ばかりです。

 

 

 

 

変なもの作ってます。

 

うちで一番、抽象的なのにシビアなお客さんからの依頼です。

とんでもない無茶を言ってきます。

 

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セオリー通りの産物ではないので、なんだかわかる人はそうそう居ない。

 

 

なかなか出来は良し、完成したらUPします。

完成が楽しみです。

 

 

 

 

接合部多くて仕上げの嵐、こういうものを作るとフィレット筋が筋肉痛。

朝目が覚めたとき痛いのなんの...

きっと治ることのない持病になる気がします。

研磨地獄からは抜け出せない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我慢の限界

 

 

 

工房に掛けられているREW10cr-moクランク。

 

 

 

 

コイツを見てると疼きます。

 

つけてみたい、踏みてぇ...

 

 

 

 

 

 

 

最近はお客様分の作業で忙しく、コイツに費やしてやる時間が作れずにいました。

作業をしながら掛かっているクランクを見てると終始ムラムラ。

 

 

 

 

時間ができたときにもう少し磨いて、メッキかけてからのお楽しみ。

 

ガマンガマン。

 

 

 

のはずだったのですが、

 

手が勝手に...

 

 

 

あえなく限界です。

 

 

 

  

フルオーダークランク受付開始を目指すこともあり、ササッと軽く組み付けてみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてドキドキの挿入...

なにかいい気分です。

 

 

 

 

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!!!

 

 

もっと細身のフレームにつけたかったが、雰囲気はわかる!

 

ずっとこのラインの鉄クランクが欲しかった...

自分にとっては歴史的な瞬間、寂しく一人で感無量。

 

 

 

 

 

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ハニカムのペダルとかつけてみて...

軽くイキそうです。たまりません。

失礼しました...

 

 

 

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バネ感を意識した曲げスパイダーと、横剛性向上のために軽く横方向にも立体的に編みこんであります。

 

 

 

 

 

 

そしてこらえきれず軽く近所を流す、テストライド的にわざと荒めに。

 

全く問題無く作動、剛性もクリア、スキッドも問題無し、ルックスも個性あり。

 

 

オーダーを受けつけても恥ずかしくないものには仕上がりましたが、まだ一発目。

もう少しテストして、煮詰めます。

クランク製作の段取りも考えます。

 

 

とりあえずはもう少しお待ちを。

現時点だとかなりの高額にはなってしまいそうです。

フレーム一本作るのと手間は変わらないぐらい。

段取りを見つめなおし、少しは手早く製作できればコストも下がるので考えてみます。

 

 

 

 

 

そして束の間のテストライドを終えて軽く重量チェック。

 

シビアな計測方法ではありません。

あくまで目安的に。

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一応比較。

チェーンリング外すのを横着してます。

左の黒いリングが40T、右のシルバーが42T、大幅な重量の差はないであろうとの横着、ご容赦を。

すこしアバウトでごめんなさい、メッキかけると重量が変わるので再計測します。

 

差は写真のとおりでございます。

右のアルミクランクはSTRONGLIGHTのZ 'LIGHTコンパクト。

鉄とはいえさすがパイプ構造の中空クランク、さほどストイックに重量を気にしたわけではないですが、まずまずの数値かなとは思いましたが、まあ多少重め。

 

でも多少の重さなどふっとばす確かな雰囲気がコイツにはございます。

 

 

 

 

 

軽い重量チェックを終えて、クランクはまた工房に寂しく掛けました。

早く仕上げねば。

 

 

 

もっと長く乗りたい。

でもその時間はまだ作れない。

 

一日が100時間ぐらいあればいいのに。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個性

 

 

 

本日は常連さんたちが多数。

 

 

 

 

まさしく大と小。

乗りました二台とも。

素晴らしくヤバイです。

 

 

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この御二方とmomoiroの三人が集結。

 

話の内容がコアすぎます。

 

 

 

 

うちのお客様は18歳~の十人十色。

基本的に変わり者が多数。自分も然り。

 

 

 

 

しかし、こういう自転車の楽しみ方をみていると共感できることが多い。

やはりセオリーに当てはめるだけがすべてではない。

 

この人たちは間違いなく自分の世界観で自転車を楽しんでいる。

その人なりの美しさがここにあります。

楽しければそれで良し。 

 

 

 

でも楽しむためにはいろんなことが必要になります。

人によって楽しみ方は違います。

性能重視、見た目重視、個性的、いろいろある。

その人が求めてるものを備えていないと楽しくない。

 

 

 

 

 

楽しいモノは良いモノ。 

良いモノは楽しく、美しい。

  

楽しさが自転車の一番の性能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御礼

 

 

 

先日15日に誕生日をうっかり迎えてました。

引き篭もりの自分はそんなものは忘れ...

ケーキ食いそびれました。

 

そんなことを考えながらボ~っと事務作業やりつつ、そういえばと...

 

 

 

工房立ち上げ、ホームページを作り一年半ほど。

久々にアクセス数が気になりアクセス解析をしてみたところ、ヒット数300万件突破。

 

 

 

この数字が多いのか少ないのか自分にはさっぱりですが、自分の予想以上の人たちが見てくださっているのは感じます。

うちのような世界最小クラスの工房のページがいろいろな方に閲覧されていると思うと、喜ばしいのか恥ずかしいのかという気分です。

 

いつも見てくださりありがとうございます。

 

 

 

 

 

御礼がてら確か未公開の画像を公開。

昨年の6月頃に製作したPOPステム軍団。

 

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非常にお世話になりすぎているショップさんへ嫁がれていった奴ら。

懐かしい、もう誰かに使われているのだろうか。

 

 

最近は自分もお客様もシンプルに個性を出す思考でこういうものを作る機会が減ったなぁ。

こういうのもやっぱり面白い。 

 

 

 

 

思えばいろんな方々が常に傾きかけてる弱小工房にいらしてくださる。

早くも二台目をご所望するリピーターも数人でてきたりで、光栄極まりないです。

 

 

こういう嬉しいお客様の後押しがあると、どっぷり疲れてはいるものの高揚感が湧き出る。

定休日だけど結局、図面作成やら製作。

少し休むかと思いつつ、どんなものが出来上がるか自分も楽しみで製作がしたくなりつい作業。

家族サービスもできない貧乏暇無駄目亭主。 

 

 

お客様と同様に自分も、製作物の完成が早く見たくてたまらない。

疲れていても集中力は微塵も衰えず。

 

 

ただひたすらに良いものをと、集中しすぎてる無心の瞬間が気持ちいい。

脳内麻薬でてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HELL

 

 

 

 

REW10WORKS、ここは研磨地獄。

 

 

とにかくひたすら削る、働く者を研磨の粉塵地獄と無限の研磨螺旋へ引きずり込む。

 

 

まずは切断機の粉塵に肺がやられる。

吸い過ぎると謎の頭痛が襲う。

 

各箇所切削等の切削作業の鋭利で熱い切子の雨が降り注ぐ。

細かな切り傷、火傷が絶えない。

 

 

 

 

そして本付け後の接合部を美しく仕上げる作業。

フィレット地獄。

ロウ付接合部をヤスリでゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ......

 

 

ひたすら削る...

 

形が整っていく。

否、否まだ甘い。

 

 

 

 

 

また削る...

微細な凹凸が気になる。

 

 

 

 

 

 

また削る...

ヤスリ目が整う。

否...

 

 

 

 

 

 

 

また削る。

パイプにダメージを与えぬよう注意を払い力を込める。

ヤスリ目を消すためペーパーがけをする。

光沢が甘い。

 

 

 

 

 

またペーパー。

美しい光沢がでて来る。

否、均一な流線美が整わず、箇所の面に僅かにある光の歪みが気になる。

 

 

 

 

 

手が痛い...

 

 

 

 

またヤスリがけに戻る。

美しく整った流線をイメージしながら、手先の感覚に気を払う。

流線形は整ったもののヤスリ目を消すため再度ペーパー。

 

 

 

 

 

 

ひたすら無心。

研磨面の超微細なものが気になっていく...

消すためにペーパーの番手を上げる。

パイプは削らないようにさらに気をつける、削るはロウのみ。

 

 

 

 

 

 

さらに超々微細なものが...

 

気になるもののレベルがどんどん上がっていき、研磨の無限螺旋へどこまでも引きずりこまれていく。

 

 

 

まだ削る...

少しずつ、少しずつ。 

 

 

 

 

 

まだだ、まだ、もっと美しく、もっと... 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッと我に返り見てみると塗装してしまうと全く意味がないぐらいまでやっていたり。

これは集中力なのか、何か憑かれいるような、なんだろう...

やってもやっても無限の連鎖、終わりがあるのか無いのか。

 

 

 

 

 

最近、引きずりこんでくれた加工物があります。

FIG BIKEさんからご依頼のスギノのクランク鏡面メッキ。

 

元の画像は撮り忘れましたが、よくある仕上げのクランクです。

 

研磨ディスク、サイザル、フェルト&青棒などで鏡にしていく。

 

 

キズが、小さな研磨痕が、微細な痕が、超々微細な痕が...

連鎖でどんどん気になっていき、どこからが鏡面と呼んでいいのかと、フィレットと同じくまた引きずり込まれる。 

 

 

 

鏡面かな??...もうちょっと...

 

 

 

 

極微細な研磨痕に奥に何かが見えてきそうな... 

 

 

 

 

 

底無し。

 

 

 

 

そんなこんなでハッとなり終了。

下は研磨後。

 

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そしてメッキ後。

 

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もはや鉄にしか見えない質感。

触るのも気が引ける。

この輝きだと少し触ってついたペダル穴付近の指紋がめちゃ目立つ。

 

 

先日納品で良き反応をしていただきました。

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

昨年、軽く大掃除をしたときに整理整頓をしたついでに、研磨用品がどれほどあるか並べてみた。

 

 

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 各種ディスク、研磨剤赤白青棒、超硬バー多数、ベルト、 フラップホイール。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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布ペーパー#40~1200、耐水ペーパー#240~3000。

 

この他に鉄工ヤスリが20種以上。

 

さらにその他掲載しきれないetc多数。

 

 

 

必要に応じて買っていたらこんなに溜まってしまいました。

工具、機械オタクになりつつある。

 

こんなものばっかり使ってるおかげで工房はどこ触っても手が黒くなりますゆえ、お客様はあまり触らないほうが良いです。

 

 

 

 

REW10には研磨地獄以外にも灼熱地獄、精度地獄、獣臭地獄などが存在します。

 

 

こんな地獄に負けないように、いい感じに集中して作業に望みます。

最近は集中力が長く保てる。

この調子でモノづくり、楽しんでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

達磨前叉

 

寒い...

MJSフリーペーパーによって世の中にバレてしまった、百人乗ってもダイジョウブイナバ物置なREW10工房はほんと寒い。

断熱材入ってんのか???

 

 

 

 

 

さて、プロトタイプのスイッチブレードタイプのダルマフォークが、昨年の各種イベントで様々な人に遊ばれ、予想以上のハイレベルなライドで少し曲がってしまいました。

いろんな人たちに楽しんでもらえてフラッグシップモデルを作った甲斐がございました。

 

 

トリック用DARUMAという意味のわからんコンセプトで作ったものですが正直、あんな動きは正直想定しておらずなにやら嬉しかったり。

 

 

日本勢で目立ったのはやはりこの人。

動画は初期のものなので、一見地味系ですがこの後の動きなどはこんなものではない。

乗ったことがある人にしかわからないこの動きの凄さ。

 

 

 

 

想像以上の動きに耐えうるべくより強靭なものを製作。

かなり前に作って忙しく放置していたフォークを先日やっと夜なべして組み付け。

 

 

 

 

 

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ぶっちゃけ調子に乗りすぎました...

肉厚UP、パイプ外径UP X 2=重量激増という完全あさはかな考えで試作してみたモンスターフォーク。

強度面では申し分なさすぎですが、アホな仕様に...

もの事には節度というものがあります、イケナイ例です。

重すぎて動きがますます鈍重になります。

でもやりすぎ好きな人にはたまらないかも。

 

 

 

 

 

 

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ただでさえクソ重なフロントホイールにこんなフォークがついては、わかってはいたもののいくらなんでも重すぎたようです。

ルックスは以前のフォークだとフォークだけ華奢に見えていたから、全体的にまとまりでてインパクト大になったしルックスは気に入ってます。

 

まあ性能考えたらこんなもの最初から作ってないので勝手に良しとします。

また何か新しいフォークを作ってしまうかもしれません。

次は性能も少し考慮し、強度と軽さ意識して太めパイプの完成形か。

 

 

 

 

残すところコイツのカスタムはクランクのみ。

フレームと合ったクロモリラグクランクを製作中だったのですが、お客様の製作が優先で時間が作れず後廻し。

 

 

 

DARUMAに対する知識も経験もかなり充実。

第三号機は...

 

 

 

 

 

 

 

 

見っけ

 

 

 

見つけてしまいました。

 

顔はやさしいが走りはイカツイ、前に三日連続キャベツオンリーお好み焼きを一緒に食ったあの男

 

 

頑張って走ってるななんて思いつつ、自分の作ったものが日々の過酷な業務に耐えてくれてる。

こういうものでなんとなく伝わってくるのがなにより一番嬉しかったりする。

そういえば、いろんな方々が乗って下さっているなぁ、とモノ思いに耽ってみたり。

 

少々疲れ気味の自分に良き風が吹いた瞬間でございました。

これでまた作業に一層気合が入る。

TAOくん、いつも乗ってくれて有難う。

日々のデリバリーお疲れ様です。