2019年6月アーカイブ

コイントレー。

 

 

 

 

 

 

 

以前にREW10で自転車を作らせていただいたお客様がご自身のパン屋さんをオープンされました。

ご自身の作るパンにも独自の作り込みをされる方で、モノへの探求も強い方。

 

開店を前にお店で使うコイントレーを作って欲しいというご相談を受けました。

大変光栄な事に自分の感性を信じていただき、こちらへデザイン丸投げのミッションです。

光栄な反面プレッシャーもかかります。

 

 

コイントレーは今まで作った事ないし、普通に考えるとよく見るようなものになってしまいます。

そして自分はシンプルなものが好みなので、お任せで丸投げされると基本的にシンプルな造詣になります。

 

コイントレーはもともとシンプル、そんでもって自分はシンプル好き。

つまり個性が極めて出しにくいという事。

 

普通のもので良しとするならば自分に相談などお考えにならないはず。

なんとかお応えしたい、なかなか悩みました。

 

確実に出来る気がしなかったのでちょっとズルいのですが、『思いつかなかったらごめんなさい、その時は市販品のカスタムなりその他方法で考えましょう。』と、逃げ道を作らせてもらいはしました。

ご依頼いただいてから開店されるまで少し時間あったので、業務を進めながら色々と頭の中で模索し続けました。

 

まあそんな簡単に思いつきません...

そもそもトレーでシンプルかつ個性的なものなど見た事も聞いた事もなく、イメージもしにくい。

彫刻の彫りなどデザイン入れるのはうちの味でない。

逃げ道はいただいたものの、逃げてしまうのは悔しい。

 

 

 

未知の領域のモノを作る時に自分がよくやる、なんとなくでも使えそうな材料素材を揃えてみる事から始めました。

 

 

REW10へご依頼いただけるという事はREW10がよくやっている手法や素材使いを好んで下さっているという事。

わざとらしいデザインなく、無骨で、重厚で、シンプルで、素材のまま。

互いに求めるイメージを単純に言葉するとしたらこんなところ。

 

厚物から薄物までトレーに使えそうな板材やその他いろいろ揃えてみました。

なんとなく手に取ったのは3㎜厚の真鍮板。

 

とりあえずトレーっぽく端でも曲げてみるか、と曲げ終わった刹那、閃いちゃいました。

 

 

 

 

それが降りてきたのは、その時作らせていただいていたバングルの端材とコールテン鋼の丸棒が近くに転がっていたのを見た瞬間。

 

スイッチ入ったので、忘れぬうちに一気に形にしたのがこのトレー。

 

 

REW10 COIN TRAY

 

 

 

実にREW10らしいトレーになったと思える納得の出来栄え。

 

デザイン的なところは無いようで個性があり、シンプル、重厚、無骨、素材そのまま。 

コイントレーという道具としても十分使えるというのも勿論大事。

無駄なぐらいの超高耐久性を誇り、経年変化すればもっと良くなるという使い込む楽しさがあるもの。

飽きずに使うにはこれらすべての導入が肝要。

 

即座にREW10SHOPでも使いたい。と思いましたが、この材料は一つ分しかとってないし他に様にした材料で肉厚変えるとバランスも悪くなります。

自分用を作るよりお客様のを優先、また次回の機会に作ります。

このトレーは是非とも手元に欲しい。

 

 

 

本体は分厚い3㎜真鍮無垢板。

両サイドには少し焼き色付けたステンレスフラットバー。

ステンレスと真鍮を止めるのはコールテン丸棒。

接合に使うのはステンレストルクスボルトに真鍮ワッシャー。

 

デザインもさほどクドさなくシンプルにまとまりました。

 

 

 

 

REW10 COIN TRAY

 

 

店名のetecoさんの名を刻む箇所は色も朽ちないよう、洋白板にして色調と照りが保てるように工夫しました。

廃れる事無く鈍くも輝いて欲しい願掛けです。

ハンドメイドらしく銅リベットを槌目付けつつしっかりとかしめる。

真鍮、ステンレス、コールテン鋼、洋白、銅、色々な金属を楽しめます。

 

 

 

 

REW10のロゴもよく見ると見える程度に打刻。

 

 

 

REW10 COIN TRAY

 

 

 

 

お客様にもしっかり気に入っていただけました。

 

昨日掲載したご結婚記念とはまた異なる喜びを感じれたトレーでした。

また一つREW10の産物が使われる場面が増え、本当に光栄であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅ればせながら本日開店祝いを渡すため、お邪魔してきました。

本日はetecoさん定休日ですのでパンは買えませんでしたが、ゆっくりお話し聞ける事が出来て楽しかったです。

この方は長くパン作りを学ばれてきた方で、性格も真面目で作るモノとの向き合い方も本気です。

でも入れ込み過ぎず程よくリラックスもされた良い御人。

 

 

 

 

 

 

 

 

渡したお祝いもうちらしいやり方でこんなモノを贈らせてもらいました。

 

開店祝い

 

 

トレーを納品する際に自転車整備がてらお越しいただいたのですが、当店に鎮座していたパキポディウムを凝視なさって興味津々に話もしてくれたので、パキポディウムを植えたPOTALの鉢植えを進呈しました。

パキポディウムの異様な樹形の現物を目の当たりにすると何故だか引き込まれるものがありますが、この人もその一人です。

 

 

 

この方はコールテン鋼と真鍮が入った愛車に普段乗られているので、それと揃えてます。

好みに合った鉢に育てやすい品種をセレクトし植えました。

 

 

少々興味お持ちだったので渡した際は相当な気に入り様でしたので、この御人の性格もありきならばきっと大事に育ててくれそうです。

園芸に興味少なそうな方にはキーフックに名前入れて贈ったり、こちらのエゴでなく変に重荷にならないように気を付けつつ、本当に喜んでもらえるためにどうしたらよいか自分なりに工夫してます。

この辺の見極めはオーダー製作の汲み取りにも非常に大事なところです。

こちらの個性もありつつも喜んで下さるようなところを見通すのは、楽しいですしやり甲斐を感じます。

お酒やお花だけになってしまいがちのお祝い、違った形式でも個人同士の付き合いで喜んでいただけるならば良いと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開店祝い

 

 

お祝いの形式じみたお札よりうちはこれ。

銅無垢板に打刻&銘切。

 

普通なら粗相に当たるのかもしれないけど、うちの事好んでくださっている方ならばこっちの方が喜んでもらえるでしょう。

細かいところも大事なのは気持ちです。

 

 

 

 

世田谷区代沢2丁目の池ノ上駅近くのetecoBREADさん。

開店おめでとうございます。

 

この記事ご覧の皆様も何かの折に是非行ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご成婚。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご結婚の記念にとご夫婦でバングルとリングの製作をいただきました。

 

うちのような工房へ人生における大事なものをご依頼いただき本当に感謝です。

 

 

REW10のアクセサリーはよくあるアクセサリーとは異なる鉄工の技術で作られたアクセサリーです。

仕上がりはキラキラ輝くようなものではなく、無骨な部分もある鉄工の仕事を分厚く感じれるものです。

 

 

 

Damascus Bangle

 

 

Damascus Bangle

 

 

旦那様はこのバングル。

指輪同士で揃えないところも個性的で面白いご夫婦。

 

今まで作っている中では当工房のバングル製作で最高峰に位置する、鉄ダマスカスの裏張りステンレス。

この二つの素材を真鍮ロウ付けで接合するわけですが、ロウ付け跡も装飾に出来る仕様です。

鉄とステンレスを隙間なく曲げていないとロウ付けのラインが綺麗にでないので、そこが難しいところ。

隙間なくできてもステンレスに真鍮ロウ付けはやりにくいのでその後も手間のかかる仕様です。

 

この作り込みで鉄のアクセサリーを錆びさせる事無く使えるようになります。

鉄の無骨な重厚感と超耐久性はシルバーでは成し得ないものです。

 

 

裏側に結婚された日付の銘切を刻ませてもらいました。

 

自分のバングルとつい取り替えたくなってしまうぐらい良い杢目が出ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

Steinless & Brass Ring

 

 

奥様は指輪。

素材は違えど、旦那様のバングルのデザインと共通点を持たせて端に真鍮ラインを作ってます。

 

うちのアクセサリーは鉄工の技術で作られているので、この指輪は丸棒からの削り出しです。

切削加工ですと指輪の号数程度の精度は余裕なので、指輪のサイズ号数よりもっと細かなサイズ設定も可能です。

今回も.5号のサイズで中間をとってます。

手に入る中で最も耐食性と強度があるステンレスを用いてますので、こちらも高耐久です。

 

女性はやはり細く薄い作りを好まれるので、うちの設備と技術でいける範囲で削り込んでます。

 

離れる事無く強く結合されたステンレスと真鍮、ご夫婦の絆への願掛けがこもった仕様です。 

 

 

 

 

 

Bangle & Ring

 

 

 

うちのアクセサリーは2世代ぐらいは持ちそうな耐久性があります。

 

ご夫婦の歩みとともに末永くお使いいただければ幸いです。

 

 

 

 

うちのアクセサリーをご結婚の記念にしていただけるのも少しずつではありますがご相談いただける機会も増えてきました。

こういった喜びは自転車製作では味わえないものです。

商売下手で不器用な職人ですので、出来る事と言えば気持ちを込めるぐらい。

 

色々な分野の仕事をやらせていただき、様々な喜びを分かち合えるのは本当に有難い限りです。

 

 

自分の手で作ったものが人様の記念になっている。

自分で練り上げたものが人に好かれご愛用いただける。

 

こういった事を目の当たりにすると自分のような人間でも職人として生きていて良いのかと思えます。

そんな事を毎日ふと考えますが、自転車でもアクセサリーでもその他でも作らせていただける事に同じく深い感謝しかありません。

 

作ったものを使っていただけるのは、自分にとってこの上なく最高の賛美。

 

この仕事してて、工房かまえて、良かった。

  

 

 

 

 

植木鉢販売。

 

 

 

 

 

 

定休日の本日ですが、早起きして自分で使うための植木鉢を作りました。

本業の自転車製作に関係ないような記事で申し訳ないです。

趣味で園芸を楽しんでいます。

 

私物製作ついでに在庫も作りましたので、オンラインストアにごく少量ですがアップしました。

 

 

 

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耐候性鋼材を用いたオリジナルの植木鉢です。

ハンドメイドの植木鉢は多数あるものの、当然ながら陶器のものが大多数。

 

金属の鉢はあってもブリキ缶みたいなものしかない。

 

そこに隙間を見出し、ハンドメイドの金属植木鉢を作ろうと思った次第です。

 

 

 

まずは耐候性鋼材で作ったものになります。

私物を密かに作ったのはそれなりに前ですが、製品にしようと紹介してから一年ほどが経過します。

大層な設備も栽培技術も持っていない自分ですが、耐候性鋼をはじめ、真鍮や銅、ステンレスなども同時に使い、どれも十分に植木鉢としての機能を果たしてくれるものでした。

 

去年の酷暑も冬の越冬も各金属の植木鉢で乗り越えてくれました。

 

 

自ら色々試して細部改良もしてきて十分製品として使えるものだと思っております。

 

 

 

 

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この株は耐候性鋼鉢に植えてから一年経過のグリキリス。

本日撮影した写真です。

 

鉄の鉢は少しだけ寒かったかもしれないけど、今年も葉っぱを茂らせとても元気です。

非常に暑かった夏も屋外直射の管理で元気でした。

 

 

 

オンラインで販売しているものは本日作った在庫のみですが、受注生産でしたら各種ご要望を承って作れるオーダー鉢です。

外径はパイプ規格があるものでしたら選べますし、高さは旋盤に入る長さなら自在です。

あとは外観にラインを刻んだり、ロウ付けで真鍮を垂らしてみたり、ダマスカス鋼をアクセントに付けてみたりなどの工作も可能です。

製作事例は下記リンクでご覧ください。

@potalmetalpot

オーダーは随時REW10にてお受けしています。 

 

 

今は在庫ありませんが真鍮のおりん鉢などもオンライン販売するかもしれません。

欲しい方などいらっしゃいましたら、受注販売も可能でそちらのほうがおそらく早いです。

 

 

 

 

仕事の都合でなかなか工場か店舗か自宅にしか居れない、こんな自分のライフスタイル。

色々なところへも行ってみたいけど、現場仕事や遠方出張など全くない仕事で工房店舗を長く離れるのは難しい。

 

目の前にある世界各地の植物を見て、色々な原野の片鱗を感じ、どこかへ連れていってもらったかのような気分になっているのかもしれません。

仕事柄で金属も大好きなので、植物と一緒に楽しんでます。

 

 

あまり多くの数を作るつもりはありませんが、合間で少しずつ作り続けていこうかと思います。

 

 

 

 

 

 

営業案内。

 

 

 

 

 

 

営業案内です。

 

明日6日は足立Zさんへ塗装打ち合わせのため、17時頃で閉店致します。

明後日7日は外での打ち合わせ予定で15時頃から開店となります。

 

勝手ながら宜しくお願い致します。

 

 

 

 

各種業務と作業に没頭しており更新できてないですね。

色々な製作や修理改造を優先しておりますが、ブログやSNSへの余力なく、紹介するのも仕事なのですが申し訳ないです。

 

各種ご相談は積極的に承っておりますので、ご遠慮なくどうぞ。

 

 

 

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