2022年9月アーカイブ

営業案内。








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10月1日の土曜日は所用で臨時休業となります。


その他は振り替えなく平常通りですので、翌日2日の日曜日も休業です。



今度の土日は休業となりますのでご注意ください。


勝手ながら申し訳ありません、宜しくお願いします。












鉄錆真鍮野郎。












ブラスくん。






ブラスくん。




すっかり錆を味方にしている常連さんです。



皆さんにとっては忌み嫌われる錆ですが、条件と管理が整えば上手く付き合う事も可能です。



2015年製作のフレームセット、7年ほど経過。



彼はうちのフレームが手元に来てから水を得た魚のようになってくれて、日々乗りまくってくれています。

その間にメッセンジャー業務を数年やりつつ、今も他でデリバリー業務を自転車で行っており、相当乗り込んでいる猛者です。


かなり過酷な状況で乗り込んでいるので、普通の人の20~30年分ぐらいに相当するほど乗ってくれているのではと思います。




最初はリン酸被膜のローフィニッシュでしたが、今や塗装はほぼ剥げていて鉄地むき出し状態。


しばしば自転車持ってメンテナンスや状況確認兼ねて顔を出してくれるのもこのフレームの長寿の秘訣。

大雨の今日でも来てくれるぐらい、このフレームの専門家は自分なので見れるとお互いに安心できます。




彼のフレームは再塗装する事なんか今後絶対にないので、このまま突き進んでもらいましょう。

自分も次作る愛車は未塗装の要素でも入れたいところです。





錆は性質と管理法を間違うと悪さをしますが、錆を見越した作りと特性を生かせば良いものに変わり上手く付き合う事もできます。





このフレームセットが錆と上手く付き合っていける証拠のようなものです。


ここまでくれば長年乗れる事でしょう。




多くの人が汚いとか壊れそうとかのイメージでしょうけど、自分も彼もこの自転車に美意識を感じています。

日本人が忘れゆく侘び寂びの趣があるかのようです。




イカれたドロップハンドルの角度は彼ならではのセッティング。


頭おかしいレベルで真似できませんが、これがたまらなく乗りやすいらしいです...笑




メッセンジャーカルチャー的に格好良い自転車になっております。






ブラスくん。















昔日の雷撃。












雷。





雷。







創業当時からREW10を知っている方にはお馴染みの雷です。

懐かしんでくださる方も僅かにいらっしゃると思います。



オーナーさんのご都合でこの自転車をしばらくREW10で預かる事になりました。

おそらく数か月は預かりますのでお店に吊っておきます。




しかし、改めてこれと対峙すると当時の自分の熱量には脱帽もの、呆れると言ったほうが適しているか。


銘切が平成辛卯年の2011年製、11年前の製作。











あれから場数を重ね技術向上と経験は積んだつもりですが、今の自分にまたこれが作れるか、はたまたこれ以上のものが出来るのか、自問自答してしまいます。

このフレームはただ接ぎ合わせただけでは高確率で壊れるので、見えない箇所の補強をかなり仕込んでいます。


職人仕事は過去の自分と対話できるようで面白い。









当時のお客様は夢見たフレームを具現化するためにガッツあるオーダーをぶつけてくださる方が多かった。


現在はREW10もお客様もシンプルな傾向に沿う形が多く、超個性的なオーダーもいつしか減っていきました。



それでもこういったオーダーを現在お受けしていないわけではなく、REW10は創業当時からやっている事は変わらずです。




『可能な事であればなんでも造形する。』


これは今でも変わりません。




インスタやflickrを遡ってもらうと過去作出てきます。



個性的な仕様や凝ったものは途方もない手間がかかるのでコストも甚大ですが、ガッツある方は相談してみてください。


この自転車はついでにカスタムもご検討いただいてるので、もし施工する事になったら生まれ変わった姿もお披露目出来る事でしょう。





数か月間REW10に置かれる予定、こんな機会はおそらく滅多にないのでご覧になりたい方はぜひ。

















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