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Rew10works 2

 

 

 

 

 

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冶具。

 

 

 

 

 

 

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工房立ち上げて少し経ってから自作で作り上げた冶具。

とある冶具に大いなる敬意と感銘を受け製作したモノ。

 

 

 

 

当工房最初期の2~3台は冶具無しでビルドしていました。

 

ある程度以上技術ある職人ならば冶具が無くても同じ精度で作れると思うが、冶具無し製作はかなり作業性が悪かったのは鮮明に記憶に残っている。

多少の機材は必要だが、冶具はないと作れないということではないし、整った良い機材でないと作れないというのも寂しい。

どんな機材でも己の腕一本でピシャリと作れる職人で居たいもの。

 

 

 

 

 

 

 

当時四畳半のイナバ物置が工房だったため、冶具ぐらいないとお客さんにたいして説得力もでないだろうとか考えて、効率向上も含め作り上げた道具。

作りたいのは鉄のフレームだったので鉄には鉄だと、アルミ製の冶具ではなく鉄でなんとか形にしたかった。

  

小さな機械しか入らないクソ狭い工房の設備でよくこんなもの作ったと、当時に己に感服する。

今以上に資金に乏しかったので、自分で作るしか選択肢が無かった。

おかげで材料費だけで済んだが、その製作労力たるや半端じゃない。

本来こんな大物を削るべきではない馬力の少ない小さな機械の前でずっとマイクロゲージと向き合い、ほんとに僅かずつ時間をかけて切削していたのが懐かしい。

細部見ると集中力が途切れてしまった憎めない痕跡もあるが、大事な箇所はしっかり作れているので使用上問題なく動作してくれている。

 

今まで作ってきた自分の製作物の中で何が一番大変だったかというと、今現在でも良く働いてくれているこの冶具です。

 

 

 

自分の道具は自分で作る、作った奴にしかわからない領域がある。

なかなか自分で冶具を作るビルダーも少ないとは思うので良い経験できたと感じる。

 

今の技術を用いれば、この冶具よりもより良い冶具が作れるが、当時の労力以上になるのは必至。

うちのフレーム製作により適合させオリジナリティも含めた冶具製作に是非また挑みたいものだが、腰が重いというか当然仕事優先なので作っている時間など無し。

 

 

 

おそらく当時の暑苦しすぎる情熱には勝てません。

執念通り越して怨念じみた、諸々籠った呪物の道具です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道具。

 

 

 

 

 

Broken Vise

 

 

サブ万力がRew10のハードワークに耐えきれず壊れた。

 

鋳物の断面を見るとスカスカで質が悪い。

新品で買ったのに僅か一年ほど、いきなり折れる見事な破断。

 

 

やはり安物は使い物にならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

Renewal Vise

 

 

新しい万力を新調した。

 

鉄工所勤めの頃に使いやすくて惚れ込んでいたORIENTALの万力。

しかもこいつはヘッドが回転してくれる優れもの。

 

前からずっと探していたものなのでかなり気に入っている。

細部の質やネジ類の重厚感なども前のクソバイスとは次元が違う。

 

幸い状態も良く、使い勝手も良い、比較的綺麗に残っているゴールド塗装もなかなか良い。

これぞ道具という無骨なルックスも自分の製作意欲を掻き立ててくれる。

良い道具を使うと兎に角気持ちが良い。 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆様が自転車パーツを物色するように、自分は工作機械や工具を日々物色するのが趣味みたいなものです。

使い勝手、質の良さ、外観も勿論大事ですが、裏側、内部、ネジ等の作り込みに痛く心を奪われる変わった野郎です。

どんなものでもブランドや薀蓄などにはほぼ興味なく、ひたすらこういったモノの見方しかしません。

このバイスも手元に来た瞬間に全バラシして、構造を理解するとともに内部の作り込みに萌え、オーバーホールを楽しみました。

粗を探すという事ではないですが、バラして内部構造を理解し必要に応じて調整するというのは永く付き合っていく上で重要な儀式です。

 

 

 

道具というモノに惹かれます。

どんなに手が込んでいても、見た目だけで何故そうなっているのか理解できない構造物には感動できない。

とある性能を突き詰めていった結果に勝手についてきたようなデザインにこそ、自分はリスペクトできます。

 

難しい製作と、手が込んだだけの製作は似て非なるものと思っています。

初期の自分の製作なんかはまさにそれで、情熱はそこそこ凄いのですが手が込んだだけのモノ。

初めたばかりの焦りからか目立つことしか考えていなかった時期、今考えれば理念も技術も浅い甘ちゃんです。

まあ、そんな時期があったからこそ今がある訳です。 

 

 

 

 

工作機械、工具、ミリタリー物、ワークウエア等のような、すべて実用性から生まれてきた道具を愛しています。

これらは飾りなんてものはついていない、ひたすら実用主義。

でもそれが自分の求める最高のデザインであります。

 

 

 

自分の作るフレームもそんな実用主義の道具でありたいと考えています。

うちのフレームがロゴも目立たず、最近シンプルなものが多いのはこういった考えの表れなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rew10works

 

 

 

 

 

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