鉄錆真鍮野郎。












ブラスくん。






ブラスくん。




すっかり錆を味方にしている常連さんです。



皆さんにとっては忌み嫌われる錆ですが、条件と管理が整えば上手く付き合う事も可能です。



2015年製作のフレームセット、7年ほど経過。



彼はうちのフレームが手元に来てから水を得た魚のようになってくれて、日々乗りまくってくれています。

その間にメッセンジャー業務を数年やりつつ、今も他でデリバリー業務を自転車で行っており、相当乗り込んでいる猛者です。


かなり過酷な状況で乗り込んでいるので、普通の人の20~30年分ぐらいに相当するほど乗ってくれているのではと思います。




最初はリン酸被膜のローフィニッシュでしたが、今や塗装はほぼ剥げていて鉄地むき出し状態。


しばしば自転車持ってメンテナンスや状況確認兼ねて顔を出してくれるのもこのフレームの長寿の秘訣。

大雨の今日でも来てくれるぐらい、このフレームの専門家は自分なので見れるとお互いに安心できます。




彼のフレームは再塗装する事なんか今後絶対にないので、このまま突き進んでもらいましょう。

自分も次作る愛車は未塗装の要素でも入れたいところです。





錆は性質と管理法を間違うと悪さをしますが、錆を見越した作りと特性を生かせば良いものに変わり上手く付き合う事もできます。





このフレームセットが錆と上手く付き合っていける証拠のようなものです。


ここまでくれば長年乗れる事でしょう。




多くの人が汚いとか壊れそうとかのイメージでしょうけど、自分も彼もこの自転車に美意識を感じています。

日本人が忘れゆく侘び寂びの趣があるかのようです。




イカれたドロップハンドルの角度は彼ならではのセッティング。


頭おかしいレベルで真似できませんが、これがたまらなく乗りやすいらしいです...笑




メッセンジャーカルチャー的に格好良い自転車になっております。






ブラスくん。















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