RAW

 

 

 

 

 

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うちで一番多い塗装がクリアのみのRAW。

 

使っていくうちに塗膜の下から錆が浮いてくるので、その辺を十分説明してご理解いただいた上で塗装しています。

 

 

 

 

自分にとってRAWを希望してくださるというのは、最高の誉れに感じます。

少なからずうちの製作痕跡を好んでくださった証だと勝手にプラスな受け止め方をしています。

 

RAWの状態を見せたがらなかったり、RAWを受け付けなかったりとかの作り手が居たり居なかったり、という風の噂を聞くと少し不思議。

 

 

 

ご遠方のお客様以外は塗装前の出来上がりを見ていただきながら塗装の打ち合わせをすることが多いです。

フレーム現物をご覧いただきながらの打ち合わせはイメージもしやすいとも考えています。

塗装の詳細が不明ですべてのフレームをRAWだと思って作っていれば、生地の質感で勝負しなければならないので邪な気持ちもでてきません。

なので、初回製作相談時には塗装詳細を伺わないことも多い。

勿論、詳細がわかっていようと仕上げを変えたりは決してしませんが。

生地の状態を見せられなかったり、塗装しなければ個性も感じないフレームならば自分の力量などそんなものです。

 

 

塗装やメッキをして綺麗であったり、ロゴや塗装に頼った個性というのは、半分自分の造詣ではなくコーティングを行った職人さんの技術・センスの良さでもある。

塗装も含めてのフレーム製作であり工房の個性であるとは思うが、一作り手として生地で勝負できずコーティングだけに頼っているようだったらなんとも悲しい気がする。

コーティングで微細な粗をごまかすような行為は好みません、隠すぐらいなら恥かいたほうがマシ。

恥かけば悔しいですから改善も早い。

 

こんな考えを持っているので、お客様も感じ取ってくださるのかRew10フレームはロゴが目立たないものが多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

RAWは少なからず錆びていくので、コーティングの質としては通常塗装のほうが上ということ考えると、オススメでない部分も多少あるのですが...

通常塗装でも塗膜の下は多少錆びますが、RAWは透過してそれがすべて見えます。

 

この辺はご理解の上で是非RAWをお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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