Repair & Custom

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rew10では随時メーカー問わず、改造・改造を承っております。

 

鉄のフレームでお悩みの際は、可能な限りなんとか致します。

 

 

 

 

 

フレームの修繕と改造の紹介を。

 

 

 

 

 

まず元メッセンジャーのお客様。

 

 

Before

 

こちらは以前からあった凹みがきっかけとなり、それが進行してクラックとなってしまったフレームです。

 

凹みも小さいものでしたらクラックには至らないケースが多いですが、凹み方などが悪いと応力がかかりクラックへ繋がります。

今回のようなバデッドの薄い部分だとなおさらです。

 

 

チューブ差し替えにて修繕を行います。

元のチューブよりこの方のライフスタイルに適合するであろうチューブをこちらでセレクトします。

勿論、フレームにもしっかり合う適度な肉厚のチューブであることも大事。

他の箇所と釣り合うように外観は変えることなく、その人に沿った性能向上を考えます。

 

 

 

 

 

まずはトップチューブをラグから引っこ抜く作業から。

ジオメトリーに変化が出ないように冶具にセット、ダメージのでたフレームは元の寸法と狂いが生じている場合がほとんどなので、気を遣って冶具にセットします。

 

そして炙って抜くか、削りとるか、フレームの状態と仕様をしっかりみて段取りを構築。

抜き方はフレームの作りによって異なりますし、状態、箇所によっても異なります。

この段取り構築ができていないと、ラグがちぎれてしまったり、形状が変わってしまったりします。

 

 

うまく抜くことができればラグ内部を綺麗に修正し、新しいチューブをカットしてラグに嵌めて冶具にセット。

仮付けをしてから本付けを行います。

 

 

 

 

 

 

 

検査程度の芯出し、仕上げを済ませれば完成となります。

 

After

 

 

 

 

 

修繕で気を付けることは、"元通りにする"ということ。

元以上でもダメ、ましてや元以下なんて以ての外、可能な限り元通りにするということに気を遣います。

 

修繕作業時は己の考えは捨て、このフレームはどういう作りであるかを理解して臨みます。

フレームを作った職人さんに敬意を払い、そのままに近い形状で直す。

塗装をすれば修繕したことなど気付かれないと思う。

 

 

自分の作りこみとは異なる場合もありますが、自分の考えを殺し、他の箇所と外観を変えないようにする。

いつも作っているやり方とは異なる場合も出てくるし、当然自分の工作法がすべてではないこともよくわかり非常に勉強になるのです。

 

 

かなりの作りこみをされているフレームなんかは、治すのに相当な手間と苦労を要します。

 

同じイタリアンカットのラグでも形状に微細な個性があったりもして、様々なリスペクトを込めて作業させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いては修繕ではなく改造。

元に戻すということではなく、カスタムです。 

 

改造はフレームの作りをそのままやるということよりも、乗り手のご要望を汲み取る、ということを優先してます。

その人にあった仕様でより強く適合させ、より良くするのが改造。

 

 

 

 

b

 

 

OSのヘッドセットが使いたいというコアなご要望で、インテグラルから通常OSへ。

珍しいご要望。

 

 

 

 

ヘッドチューブを切り離し、新しいヘッドチューブに差し替えます。

元がTIG溶接で炙って抜けないので、これは削り取ります。

 

切断面を綺麗に整えてロウ付け。

 

 

その後、ひたすら磨いてフィニッシュです。

 

 

 

 

Filletlyn

 

 

これで通常のOSヘッドが使えます。 

 

修繕や改造でもオーダー車と同様の仕上げを心がけております。

 

 

オーダーするまでも無いけど、持っているフレームに変えたいところがあるという方、なんでも相談してみてください。

長年悩んでいた事が簡単に済んだりするケースもあります。 

ブレーキ台座増設、ブリッジ位置変更、太いタイヤに適合させるツブシ、ダボ類取り付け。

なんでもかんでも可能というわけではありませんが、かなりの対応幅は持っておりますので、車種仕様問わずご相談ください。

 

 

 

 

 

修繕・改造で扱える素材は原則鉄のみです。

アルミ・チタン・カーボンなどは研磨と切断ならばできますが、鉄以外で溶接作業を伴う加工はお受けしておりません。

 

 

 

 

 

うちのできることで自転車の可能性を広げてみてください。 

自転車の組み方、乗り方、付き合い方は自由で無限です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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