REW10の設備の代表作、フレームの仮付けに使用するJIGです。
オーダー自転車用のJIGなんてどこにも売ってないし、金型屋に頼んだりしたらどんだけ取られんだ...ってことで自作することにしました。作れるものはなんでも自分で作るにかぎります。
狭い工房なんで大型の機械もなく、大きなJIGを卓上のフライス盤や旋盤で削りだすのは大変でした...
アルミや真鍮なら切削は比較的やりやすいですが、鉄です、重いです、硬いです。
材料を買って毎日休まず、朝っぱらから夜まで切断、旋盤切削、フライス切削等、精度を慎重に見ながら狭い工房で粉塵、鉄粉、煙にまみれながら格闘すること一ヶ月、さらに総重量150kg超のヘビー級のこいつを試行錯誤して一人で壁面に取付してやっと完成!
見てみると満足のいく仕上がり。達成感と喜びで死んでしまいそうでした...
翌日、フレーム作りを開始。
下ごしらえをいろいろやって仮付けをやってみると、かなり使いやすく、精度も良くできたので苦労した甲斐がありました。
こいつがあることによって各パイプの角度、長さ、精度などが飛躍的に出しやすくなってます。
REW10のフレームはこいつで生み出されます。
自転車製作の修行以外にいくつかの鉄工所勤務の経験がこんなところで生きました。
経験の大事さを痛感しております。
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