理念の最近のブログ記事

オリジナリティ。

 

 

 

 

 

 

 

作るモノにどうオリジナリティを込めるか。

 

ただフレームを作れるという理由で工房を構えたわけでなく、求める自転車が無かったから工房を構えました。

 

 

 

シンプルなモノほど個性が込めにくく、込められたにしても目立たないもしくは気付かれもしない。

 

でもそういった細やかな事こそ、隆天の追求すべき製作だと考えています。

 

 

 

 

平成丙申年小雪隆天作銘

 

 

 

裏側に隠れ、組めば見えなくなる銘切。

 

刻んである事自体に意味があり、自分が魂を注いだ証です。

 

 

 

よくある打刻印とは異なる、こういったモノだから宿る何か。

 

銘切はうちのオリジナリティの要でもあり、ただの片鱗でもあります。

 

 

 

当工房で生み出されるREW10の名が付くフレーム、すべて銘が刻まれます。 

 

 

 

 

 

 

何かを宿す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歪み無く。

 

 

 

補強や軽量化のため、特殊な肉厚確保や変化をさせるのにうちでよく用いるかぶせや継ぎ合わせ。

 

継ぎ面の歪みない均一な光沢面を作るのはなかなか大変。

単純な箇所だからこそ非常に大事でもある。

素地の曲がりない光のラインは誤魔化しが利きません。

フレームとして出来上がった際、元からこういったチューブであるかのように自然過ぎて気付かないぐらいを目指す。

 

塗装前などでパテを盛って整形というのはREW10の製作工程選択肢において皆無。

それをした時点でうちの造形では無くなります。

 

 

 

 

 

何かを宿すという事。

こういった細かい事やどうでも良いような事の応酬です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作らせていただくという事。

 

 

 

 

 

 

 

 

大したプロモーションも出来ていないのにREW10をどこからか見出してくださり、何かでご興味をお持ちくださり、信頼くださってご依頼をいただく。

 

お問い合わせがひっきりなしという事ではないですが、途切れることなく手を動かし続ける事が出来るのは職人にとってはどれほど有難い事か。

どんなご相談であろうとうちのような工房を頼りにしてくださるだけで光栄です。

 

 

 

 

知人しかユーザーがいない創業当時、こちらの個性を押し付けているかのような感じだった気がします。

見た目重視のデザイン先行が強い、ある種誂えられていない。

 

あれから様々な仕事をさせていただき、うちなりの追求すべき道が見えてきております。

デザインのみ先行でなく、乗り手に最適化した使い勝手と性能を追求した道具としての作り方。

それに付随して成るべくして成った自然に入る意匠や、ご要望を具現化していく上で必要なデザイン。

 

自転車フレーム作りなんてものはただ形にしたり、時間かけてただ適当に凝って作ることは素人でもできる。

プロには工場の維持存続及び生活を成り立たせるためにある程度の時間制限がある。

その時間内でいかに効率良く一定のクオリティを保って作っていくかが肝要。

工房運営を維持しつつ、その生業で最低限以上食べていけなければプロでない。

 

 

 

 

それでも心底気にいっていただく事が自分にとっての至福。

それに至るには技術云々だけでなく、容易でないです。

 

 

その人に合わせ理に叶った仕様の見極め、しっかりと責任を持ち気に入っていただける一台を仕上げるとなると色々なものが必要になり、簡単なものではありません。

ただ手間をかけた綺麗さとかそんな小手先の事だけでは足りない気がしてきました。

ご要望を伺った上でそれを形にしつつ、どこかにこちらの個性もそっと自然に入れる。

如何にして総じて『何か』を込められるか。

 

 

 

その『何か』などブログなどではすべて伝わると思っておりませんし、一職人として文章で逐一すべて説明するのでなく、出来るものならば実際のモノで語るべきだと考えております。

 

 

 

 

 

 

 

 

Untitled

 

 

昨日、生地状態をお客様にご覧いただきました。 

凄く喜んでくださった、作り甲斐を強く感じる事が出来る瞬間。

一生乗ります、なんて有難いお言葉も頂戴した。 

 

 

信じて長くお待ちくださり、ここでがっかりされては自分の食い扶持など無いぐらいに考えてます。 

実際に出来上がったモノを見て触れて乗って、実物と対峙していただく賞賛こそ自分にとっての一番の評価です。

 

これからコーティングにかかりますが、本当に一生乗っていただくためにしっかり出来ているか一層細部に目を配る。

 

 

 

 

『作る』という事が、いつからか『作らせていただく』と変わりました。

モノ作りの難しさと面白さの深遠なる道、自分ごときやっと入り口程度に思います。

まだまだ高みへ行けません。 

 

自転車だけでなく、思うモノ作りを探究していきます。

人ありきのモノ作りは登り甲斐があります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大和魂。

 

 

 

 

 

 

 

 日々入魂して製作させていただいている。

 

 

 

 

でもそんなこと言っていてもわかりゃしないかもしれない。

 

拘りなんてものは感じてもらえなければただのエゴでもある、押しつけはしたくないが手塩にかけたフレームには刻みたい。

 

 

 

 

平成丙申年立春隆天作銘

 

 

 

様々な思いを込め、せめて目に見える大和魂をここに。

 

 

 

 

創業当時からずっと刻み続けている銘。

 

60年周期の干支。

生涯で同じ干支をもう刻むこともないかと思うと、毎回灌漑深くなるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見えないところ。

 

 

 

 

 

 

オーダーもらってからよく工房に入り浸り、今ではBLUNCH & LUNCHでも色々手伝ってくれている巨漢メッセンジャー大工。

 

オーダー当初はロードかピストかモヤモヤと。

そこで、ピスト&ロード兼用仕様のフレームを提案し製作。

 

 

ずっとこのようにロードとして乗っていたのだが、シングルにしたいということでカスタム。

 

 

 

 

 

 

 

彼が持ってきたホイールとクランク諸々の組み合わせで適正のチェーンラインを出すには、このままの仕様だとチェーンステーとチェーンリングが干渉する。

ツブシ加工が避けられないなのが判明。

 

塗膜の上からだと塗装剥がれるよ。と伝え、それでも良い。と了承もらって進める。

 

塗膜を守ろうとすると後からツブシなんてものは当然やるべきものでなく、普通なら塗膜が大きく欠けるかヒビが入る。

右チェーンステーにポコッと凹ますようにェーンリングとクランクのための逃がしを作る。

 

塗装を心配して恐る恐る鉄製の冶具をあててツブシを入れていくわけですが、流石うちが最も信頼を寄せるZ-WORKSさんの塗装。 

 

 

 

 

 

DIK's bike

 

 

 

こんなにがっつりツブシ入れてもパキッと欠けたりもせず、ヒビすら入らなかったのが素晴らしい。

鉄冶具あててるので避けられないちょっとしたキズのみで済む。

食いつきと粘りが良いのか、これだけ変形してもしっかり塗膜が密着。

 

言わずともこういったクオリティであげてくれているのは、敏腕かつベテランZ氏の長年の研鑽からくるものでしょう。

 

 

 

仕事に対する考え方も強く共感できて、磨げば綺麗に出来る上っ面でなく見えないところこそ大事、とおっしゃってくれている。

まさに今回のようなところはまるで上辺から見ることができない。

 

 

この人の生み出すさりげなく美麗な塗装肌が好きです。

塗装のみならず良き人柄の職人さん、行く度に気持ちよくお相手くださり、技術や経験のみならずメンタル面においても信頼できます。

手塩にかけて作ったフレームでも安心して預けることが出来ます。

 

うちの塗装は現在すべてZ-WORKSさんのみでお願いしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

DIK's bike

 

 

現物当てながら作るツブシはもうぴったり。

 

強い塗膜のおかげで最初からつぶれてるようにしか見えない仕上がりに持って行けました。

 

 

※各々塗膜性質や地の性質もありますのですべてが上記のようになるわけでなく、すべてに試すわけにはいきませんのでご注意を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DIK's bike

 

 

 

カスタムも進み完成。

兼用と言えど考えて作ってあるので、出来上がればもうピスト。

 

ダボ類やディレイラーハンガーが取り外せるので、ロード→ピストに組み替えてもすっきりときまります。

ジオメトリーも双方カバーできる範囲で構築しています。

 

 

 

この男はかなりの巨躯。

並でない巨躯とメッセンジャー業務に勤しむゆえ、パーツがかなり早いペースでことごとく壊れていきます。

 

色々な箇所が凄い勢いで壊れていきますが、BBなんかも数か月持てば良いとか...

たしかに何度も交換してます。

 

モノを大事にする奴なので扱いは丁寧でメンテナンスも行き届いている。

彼自身だけでなく、うちやその他周辺の良いプロショップさんでも適正な診断&メンテもしているのにそれでも壊れていく。

 

扱いが粗いとかメンテナンス云々の問題でなく、パーツの許容範囲を超えているのでしょう。

メーカーの作りやグレードが良くないということではない、彼の体躯とパワーが平均許容を超えてしまってるだけ。

 

 

そんな男が乗っても、仕事で使える重量範囲内で壊れないフレームを作れたのは手応え感じます。

メッセンジャー業務も自ら経験して感じた事もふまえて、色々と相談しじっくり考えたのでそれが生きています。

必死に悩み彼専用に作れば、耐えてくれるというのもわかった。

 

これも見る事ができないクオリティ。

 

 

 

うちが拘るべきところ、創業当時などの過去と大きく変わりました。

 

作りだけでなく、少しでもメンタル面まで行き届けるように今後も頑張ります。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Lugged

 

 

 

 

 

 

 

 

 

REW10といえばフィレット、ラグレスが得意な工房。

 

などと巷ではささやかれているのを耳にします。

 

有難いイメージで、たしかに施工数はラグレスフィレットの方が多いですが、イメージというものはこちらが打ち出しているものとは異なり、自分でどうこうと言うよりも世間様が決めていくものなのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Lugged

 

 

この度ラグドご希望のお客様のフレームを仕上げさせていただきました。

 

ラグドも苦手意識は全くなく、フィレット同様に手間をかけて作らせていただいております。

 

 

 

ラグの方が手間がかからず製作が早いと言われたりしますが、しっかり手間かけると正直フィレットと変わらない、もしくはもっと手間かかります。

ラグの方が早いというのは接合した後にあまり仕上げをしていなければ、手間が省略でき早いということです。

 

出来あいのラグは、おおよそカットもアールもセクシーさに欠け、肉厚も厚く、ハンドメイドのビルダーとしてはそのまま使用できないものが多い。

諸々整えて使います。

 

日本製ラグのようなデフォルトでカットも良く肉厚も比較的薄く出来ているラグなら、ほぼ手を付けずにそのまま接合してもそれなりに仕上がります。

仕上げもさほど頑張らなくてもそれなりに綺麗、でも仕上がりはよく目にするそれなり。

 

 

 

良し悪しという事ではなく、生産性に優れた合理的製法であるか、一本入魂の製法であるかという違いです。 

 

 

 

 

 

各部アールを考えエッジのカットを削り込み、溶接後などにもエッジをさらに立たせて、アールを整え肉厚を程よい感じで削いでいくには、ラグドもフィレットと同じような手間がかかるのです。

 

ラグカットの造詣は一見ではわかりにくいところもありますが、わかる人にはわかる。

 

 

エッジは殺さないようにフィレット同様に円やかに仕上げる。 

誰がどう見ても最高の仕上げなど自分ごときには出来ませんが、頂戴したコストで出来る極力は追い込む。

 

 

本日、オーナーさんにも現物を見ていただき、しっかり喜んで気に入っていただけた。

万人受けに近づいたら幸いではあるが、そのオーナーさんが気にいってくれれば自分にとってそれで御の字。

その人を考え、磨いでいく。

 

 

 

 

 

 

REW10の売りとは一体何か。

 

フィレット云々という捉え方をされている方は、自分の思うところからすると少し誤解かもしれません。

あえて言うならば、製法や小手先の手法とかだけでなく、それ等を含め自分という人間が作るというのが最大の売りと申しましょうか。

 

 

何かを感じていただきご依頼くださるならベストを尽くすのみ。

日々汗水流して働いた身銭を切ってうちにご依頼くださる、そんな光栄で有難いことはありません。

 

お客様のおかげで本日も生きることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグレス。

 

 

 

 

ラグレスのフィレット仕上げがなされたフレームはうちで人気です。

自分が強く推しているわけではないのですが、REW10はラグレスだと言われたりします。

 

ラグドも得意ではありますが、何故だか世間様ではそのようになっているようです。

まあ施工数が多いのでそうなってしまうのかもしれません。 

 

 

 

 

 

ラグレスフレームを作る際にこだわっている部分を一つ紹介してみます。

 

軽量化を効率的に施すのと必要な箇所に有効な強度を持たせるため、肉厚にしたりする箇所があります。

主にヘッドチューブ両端とシートチューブ上端です。

 

 

ヘッドチューブは軽量化にシビアでない場合は少し厚めのチューブを使いますが、軽量化を狙う場合や使うチューブによっては補強が必要となります。

ヘッドチューブ両端のヘッドパーツ挿入部はある程度以上肉厚が必要な箇所。

肉薄にすると不調が出やすいので、REW10ではある程度以上の肉厚を常に確保しています。

 

 

シートチューブの上端はトップチューブとシートステー2本の接合受け部分でもありますので、肉薄ですと溶接歪みの影響が出やすく内径が狂いがちになりやすいです。

しかもシートクランプがある箇所で薄いと伸びや変形も出やすい。

 

 

 

IMG_0105.jpg

 

 

うちの製法ではありませんが、一般的な補強は上の写真のようなものになります。

ラグレスフレームでも部分的にラグ形状になったり、段差がついたりします。

 

 

 

 

 

特殊なご要望でも無い限り、折角スムーズで平滑なラグレスフレームはとことん段差を無くしたいとREW10では考えます。

 

 

 

IMG_0102.jpg 

 

 

 

IMG_0101.jpg

 

ヘッドとシートにそれぞれ補強を入れ、フィレット仕上げにてスムーズで段差なく仕上げます。

補強のエッジとフィレット部分が重なってぼけたりするのも好みませんので、少々手間かけて仕上げてます。

 

手間はかかる手法ですが、全体の仕上がり統一感がでます。

 

 

 

ちょっとしたところに凝った、そんな造詣が好みです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細部から。

 

 

 

 

 

 

現在取り掛かっているお客様の超級カスタム。

 

自分の自転車と同じように素材そのものの味わいを生かすのが今回のコンセプトの一つ。

 

 

 

用いるのは当然、Rew10得意の真鍮。

 

今回作り終えたのはヘッドセット。 

 

 

 

 

Handmade Brass Headset

 

 

とりあえず一つ形にしてみた、質感は悪くないが下ワンに対して上ワンの曲面が大きすぎ、調和が成されてなくセクシーさに欠ける。

ヘッドセットは上下ワンの曲面バランスがとれていてこそ美しく仕上がるもの。

 

お客様のご期待に応えたいし、これがRew10の造詣と思われるのも如何なものか...

愚直かつ馬鹿正直の職人、作った自分自身が納得できないものは納品しないのが我が信条。

 

 

 

こんなもの納めたくないのでボツにして、もう一つ削る。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Handmade Brass Headset

 

 

下ワンの曲面とほぼ同様に追い込み、くびれを作って辻褄を合わせた。

 

これにて納得、納品したくなくなってしまうようなヘッド。

 

 

 

 

 

 

 

Handmade Brass Headset

 

 

 

Handmade Brass Headsetp> 

 

 

早速、出来上がりの試験をかねて、圧入具合と動作確認及び精度確認を済ませながら組み付ける。

スペーサーとのツラ位置と一繋ぎになるように合わせた、組み込めばもうしっくり。 

 

このフレームのために生成した黒錆とも相性抜群。

 

 

 

しかし、本領発揮は年月経った先にある。

永く使えるようにタフネスにも作ったので、乗って乗って表面の色合いが深くなれば所有欲も増すはず。 

 

 

 

 

実使用における試験は自分の愛車に付けているもので立証済、勿論トラブルは今まで皆無。

愛車のものよりも、作りも精度も耐久性も一段階あげているのでなおさら問題ないでしょう。 

 

 

 

このフレームの改造を終えるのはまだまだ先、うちで作れる箇所をほぼすべて取り入れる。

 

お客様のご要望もあり、道具としてだけでなく、作品としても仕上げて欲しいとの事。

 

必要な手間はその分いつも以上だが、道具感も失わず実用レベルで組み上げます。

 

 

 

 

 

 

細部パーツまで作り、全体組み上げるカスタムビルドの真骨頂、 お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事。

 

 

 

 

 

 

更新頻度がめっきり少なくなって申し訳ないです。

 

ブログの事を考えるよりも実際の製作に集中したり、ご依頼のお客様やお会いした方々へ注力したいという気持ちが強く、不器用で根暗な自分はブログにまで余力を注ぎにくくなっています。

 

 

 

楽しみにしていただいている方には非常に申し訳なくただ言い訳でしかないのですが、ブログを書くなどは自分の本業ではなく、製作や対応に勤しむのが本分であります。

しかし、Rew10の仕事を知ってもらうための仕事でもあるので、何か思った時の気持ちの切換のような事というか、本業務以外の仕事と言った事でしょうか。

 

 

更新頻度は少なくとも、心意気の減少はなく仕事はしっかり進んでいます。

 

お代に対して手間が多く、儲かるような仕事ではないですが仕事をいただけるだけで幸せです。

仕事性質を変えなければ月で消化できる仕事量も決まっているので、オーダーが増えてもバックオーダーとなり貧乏暇無し状態。

ある程度忙しくなってからずっと、ある程度以下にバックオーダーが無くなることがなく仕事させていただけるだけで感謝でいっぱいです。

 

 

忙しいそうで相手してくれるかな...なんてお考えの心優しい方もいらっしゃるらしい風の噂も届きますが、理由もなく相手しないなんて事はありませんのでこちらの都合など考えずホントご遠慮なく。

安定してきている良い忙しさですので、先の仕事が減るほど不安はなくご相談だけでも光栄です。

何かあればお越しいただきご相談いただいたり、メールや電話等でもお問い合わせいただければいくらでもお付き合い致します。 

 

 

 

 

仕事柄、様々な方とお会いし会話できます。

人が乗ってこそ本質を増す自転車、乗り手が居るからこそ製作が面白い。

 

Rew10はあまりプロモーション活動をしておらず口コミ重視。

実際に乗られる道具としてうちの自転車が色々な所を駆け、先々で誰かが気にしてくれたら自分としては本望。

ご依頼主にもしっかり気に入っていただき、見て嗜む酒の肴にでもなればなお本望。

 

 

一本一本しっかり作るのがうちのプロモーションでもある、それが口コミ重視の製作。

ご依頼いただき有難うと、本日も頑張って魂注ぎます。

 

 

 

銘。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TUBE

 

 

 

 

 

 

 

IMG_1783.JPG

 

 

 

フレーム作りにおいて材料チューブ選別は肝心な項目です。

 

大きく分けてレーシング・スポーツ・日常実用等の自転車製作がRew10にはありますが、一台一台使用する材料が当然すべて異なります。

 

 

お客様からは指定を受けずオーナーさんのご要望と使用用途を伺い、なかなか難しい箇所でもありますからこちらのお任せで選別させていただく事がほとんどです。

 

 

日本のビルダーですから材料も日本、主にカイセイさんのチューブで作られることが多いです。

でも良いと思うチューブはカイセイさん以外にもあるので、ミックスして使用します。

 

 

 

世のフレームには使われているチューブのステッカーがよく貼られています。

何処のチューブメーカーでどのグレードを使ったかが記されています。

基本的にこれが意味するのは、フレームを構成するチューブのすべてがそのメーカーのそのグレードで揃えられているという事です。

 

 

 

うちのフレームはこれまで数百ほどありますが、チューブ銘柄のステッカーが貼られたものは今まで一本たりとも存在しません。

基本的に各メーカーのチューブをミックスして使うのがRew10では当たり前。

なので揃え意味のチューブのステッカーは貼れない、貼るとすれば箇所チューブ毎に貼ることになり当然少しクドくなる。

Rew10のフレームはマテリアル以外にもいろんなものを込めているので、チューブ銘柄を対外的に見せる重要性もあまり感じないのもあり貼ってません。

 

 

 

 

うちではすべての箇所をグレード揃えて使うのを有効としていません。

個々の特性を考慮し、数多あるチューブの中からどのチューブがその人のフレームの部材に適しているか、各々の箇所一本一本選別して使用しています。

 

 

当工房で重視するのは外径と肉厚、そしてバテッドの切り位置。

メーカーによってバテッドの位置関係や肉厚など僅かながら違いがあります。

メーカー情報を鵜呑みにせず、入荷した現物チューブの中を覗き込み、デプスゲージで肉厚変化箇所を確かめてから使います。

 

強度が要求されるフレームなども頻繁に作りますが、バテッドの無いプレーン管を用いる事も多いです。

 

外径と肉厚は剛性と強度のバランスにおいて重要項目、おろそかにできません。

外径は内容も視覚的にも剛性感など変わりますが、肉厚は目に見えませんが剛性及び強度が変化します。

重量も勿論変化するので、考慮せねばなりません。

 

 

目に見える外径はその自転車の雰囲気作りにおいても大きく変化の在る箇所。

クラシックに組むなら少し細い方が雰囲気出しやすいですし、現代主流なのが昔よりも少し太いので現代的なフレームなら少し太めが相性良い。

車種においても基本的な外径の在り方のセオリー的なものがあったりします。

どういった性質であるかが決定される箇所でもあります。

 

 

 

 

写真のチューブは大半が楕円につぶされエンド側尖端が急に絞られたチェーンステーですが、これは剛性感に富み踏み味にコシが出ます。

体積がある分中腹が薄めなので、凹み耐性は僅かに低い。

主にレーシングかスポーツ用途向け、日常実用には向かない。

 

ごく一部の例を挙げればこうやって選別していますが、実際はこういった事をもっと色々と考慮して様々な構成がされます。

ただでさえ長文なのにもっと長くなってしまうのでブログではこれ以上は割愛しますが、ご相談にいらしてくださった方には説明しています。

 

 

 

しっかりと汲み取って材料選別を行うのは本当に大事です。

適したチューブを吟味し、 そしてきっちり考えぬいたジオメトリーで組めばその人の自転車ライフをより良くしてくれる一台の完成となります。

 

良いモノ作りたいという心意気が一番大事だと思っていますが、心意気だけなんかではプロとして話にならない。

まあこういった箇所を探究するのも心意気の一つではありますが。

 

こうして持てる手を尽くして日々製作しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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