参號機。

 

 

 

 

 

 

 

SNY's 3rd

 

 

 

 

 

 

 

 

SNY's 3rd

 

 

 

 

 

 

 

 

SNY's 3rd

 

 

 

SNYの参號機。

うちのを2台所有のリピーターさんは数多くいますが、3台もオーダーくれているので彼だけです。 

まだ歴史の浅いRew10ですが有難い限りです。

 

 

もう2台ほどメッセンジャー業務でも強いタフネスなトラックとロードを持っているので、侍のような彼にぴったりの日本刀のような一台にしてほしいという要望。

もらった要望はほぼこれだけ、使い方間違うと折れてしまわんばかりの軽さとソリッドクイックカツカツの寸法値で仕上げました。

 

まさにイメージは切れ味鋭い日本刀、タイヤ最大径は20cまでなので23cを履くことは許さないクリアランス。

付随して極短のリアセンターは安定性などはもはや捨て、ただひたすら鋭い挙動を。

 

リアエンドは穴あけと裏側のエグリで最低限の強度で。

各種ワイヤー受けのダボはワイヤーが通っていない状態だと指で潰せるほどに肉抜き。

 

 

 

 

約6.3kgと当工房で最軽量、これが3台あっても自分の通勤車のほうが重いというのが恐ろしい。

BOREDさんによるブルーイングも塗膜がないので軽量化に貢献。

日々の生活で転がすには絶対おすすめしない仕様。

乗る分にはそれなりに強いですが、なにかにぶつけたりとか転倒でもしようものならただ脆い一台。

 

重量が正義ではありませんが、深い理解と期待があったので実使用に耐えるレベルで最大を尽くしました。

ただ形にするならもっと軽くできますが、うちは乗ってナンボの道具感がモットーなので今現在の限界値か。

パーツによっては5kg台もいけそうです。

 

 

 

 

がっつり使いたい方はしっかりと肉厚のあるフレームをおすすめします。

フレーム単体だ軽いものと強いもので差が数100g、強度はまるで比にならないほど変わります。

重量と脆さをとるか、少し重いが永く付き合える強度をとるかはその人次第だし自分の技術や経験次第。

普段は伝えていただいた想定してる乗り方と使い方に十分耐えうる強度を確保し、その後のその強度を落とさないように無駄と思える重量を削ぎ軽量化してます。

 

 

 

 

重量値だとはっきりいってカーボンには及ばないのは明らか、鉄は重量でなくジオメトリーや細部の作り込みが肝要かと考えますが、鉄を愛する方にはこんな応え方もあります。

 

薄管は乗る際も作る過程もとにかくデリケート。

重量削る作業は精神も削るような作業でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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