心意気。

 

 

 

 

 

技術、感性、経験、どれも大事。

 

それよりも先に大事な事は『心意気』な気がします。

 

 

 

良いモノを生み出そうとするときに一番最初に必要な事であるし、ずっと純粋に良いモノを追求し続けるにも心意気がないといけない。

 

 

 

様々な自転車の修理をやらせていただいている隆天工房ですが、心意気があるフレームとあまり感じないフレームがあります。

 

一見個性あふれるフレームでも細部を見るとがっかりするような、小手先だけの造作でさしも探究心を感じないモノがある。

ものすごくオーソドックスで一見個性が無いフレームでも、実に理に叶っている凝り方をされしっかりとした作りこみと個性を感じる心底感動させてくれるフレームもある。

心意気の強さで造作に変化がでる。 

 

 

 

良いモノを追及して、深みのある自転車を作りたい。

それには強い心意気が必要。

 まだまだ未熟者ゆえに探求しつつけなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成壬辰年寒露隆天作銘。

 

 

性能には全く関係の無い、手間がかかるだけとも言える銘切。

これも見る人によっては小手先だけの造作なのかもしれません。

 

しかし心意気の象徴をせめて此処に。

心意気は誰よりも強く持っていようと、今日も様々な思いを込めて銘を切る。

 

 

 

 

  

屋号に天の字をつけた初心、ずっと忘れずにいたいものです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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