2010年9月アーカイブ
明治大正チックな顔立ちの我が娘は、千里眼的超視力を時折発揮し何かをよく見つけてくれる。
先日の夜、娘を連れて銭湯へ行こうとしたところ、娘が闇夜にうごめく何かを発見した模様。
ビル4階相当の高々とそびえる電柱の一番上。
自分には暗くて全く見えない。
職人の目は近場でないと作動しないようです。
何かいる!!と娘がうるさいので、ジッと見て付き合っていると、たしかに何かがいる。
夜の電柱の一番上なんざよく見つけたもんだ。
そのうちその何かが電線の上をまるでサーカスように素晴らしく器用な足取りで綱渡りを始めやがる。
忍者かと思うぐらいスピードもなかなか速い。
ネコ??コゼバッグロゴのようなネコシルエットに見えるが様子が違う。
その何かが電線を伝って我が家の方角へ忍びよってきた。
こんなところにもいるんですねと、どうやらハクビシン。

野郎、怪しい眼光でこっちを睨みつけてやがります。
ジリジリと工房の上の琵琶の木に接近。
我が家はいかにも古いボロ家、THE日本家屋。
屋根裏にでも住まわれると糞尿被害や食物荒らしなどで大変という報道などがあったと頭によぎり、ヤバイヤバイと家族総出で撃退攻防戦勃発。
とうとう琵琶の木の高いところへ到達。
人間に対しては超級セキュリティを発揮する、愛犬の戦闘生物GAUですがハクビシンには反応せず。
ただでさえネズミ被害に悩まされている我が家、買っておいたぺヤング超大盛がネズミにかじられたときは烈火の如き怒りをおぼえたものです。
悲しい歴史はこれ以上勘弁です。
長い物干し竿などを使い琵琶の木上部を揺らしたりする激しい攻防の末、ビビッて退却させることに成功。

なにやら凶悪な顔つきに見えてきます。
裏の森へ消えていきました。
奴は何処から来て何処へ行くのでしょうか?
文京区にもこのような生態系があるのでしょうか?
都会のジャングルの中にある、REW10WORKS。
モグラもいます。
ヘビもいます。
ここは東京なのか...
久々にTomoshit来訪。
そんなに大掛かりな作業ではないのに、何故か依頼されてから一年もかかってしまったブツを先ほど納品。
自分も忘れていたし、Tomoshitも引取りに来るのを長く忘れていたという忘れ二重奏。
そしてこの男とはいつも長話をしてしまうという、不思議な罠。

依頼された品はハブの小物パーツ。
スピナジーのハブワッシャーを破損してしまったらしく、ジュラルミンの丸棒から切削。
再び破損がないようにゴツめなボディで製作。
食いつき良くするためギザも切る。
ただの円柱みたいなものですが、内部は段付きだったりするわけで一点物製作というのは地味に手間もかかります。
自転車関連ならこんなモノの製作もやってます。
切削系の製作は素材も選べて、鉄、クロモリ、ステンレス、ジュラルミン各種、真鍮などなど。
ユーザーに近いというか、直に声を聞きたいと考えている工房です。
ずっと忘れずにいたい信条です。
何かを通すと歪みます。
自分自身が細かい事を聞いてくれる製作者が見つけられず困っていたので、可能なモノであれば作ります。
あまりに複雑形状や特殊なケースはお断りさせていただくケースもありますが、何か小さなモノでもお困りの方は相談してみてください。
まだまだユーザーは少ないですが、やっと4台目。
今時達磨のようなモノに力を入れている製作者は数少ない。
作っていると悶々としますが、喜んでくれるお客さんがいるならば作る価値もあります。
自分のまわりではペニーファージングやオーディナリーなどと呼ぶ人もすっかり少なくなり、DARUMAという呼び方で認知度の上がってきたのは嬉しいこところ。
ベースの懐古主義な感じでも、自分は古いモノの復刻版を作っているつもりではなく、新しいモノを作っているような感覚。
なのでパーツなどは現在流通しているパーツで間に合わす。
ヴィンテージパーツ一切無し。

36erと12インチの織り成す独特のサイズ感。
全体的にクラシカルなイメージでという要望が強かったので、その方向で攻めました。
いままでの達磨はすべて現代的イメージでしたが、今回はがっちり懐古主義。
カラーはイカしたダークグリーン。
禅さんがまた見事に調色してくれました。

砲弾型ライト装備のヘッドまわり。
ローライダーのパーツのようですね。
このお客様ご自身がデザインのエンブレム付。
一点物製作なのでかなり大変です。

ヘッドチューブに接合される一本パイプ、いままでの達磨や通常のフレームと違い負荷をすべてこの一本で受けねばなりません。
一回ロウ付けで普通に接合してから、負荷のかかりやすい溶接部下部にガゼットを入れてもう一層溶接部を作るという手間をかけました。
肉厚パイプにガゼット補強に二層ロウ付け、これにて一本でもかなり強度を上げました。
さらにシート部を過ぎてから曲げパイプに変化させるところにも、かなり補強をガチガチに。
たった一本のパイプにここまでの加工をするのは初めて。

ヘッドマークだけでは満足できなかったらしく、ここにもエンブレム。
乗車時に使うステップは永年使用に耐えられるように二本構造。
そして苦労したリアフォーク部。
曲げをコントロールするのが結構大変。

自分のと二台並べてみた。
同じ人間が作ってもかなり雰囲気が異なります。
リアのホイール径のせいか乗り味がかなり違う。
今回のはかなりストイックな印象、これに比べると自分のは逆にどっしりとした安定感がある。
どちらも別の良さがあり面白い。
昨日、定休日なのに朝6時に無事納車。
このような日時はもう勘弁してください(泣)
前日夜な夜な対応してたのでさすがに眠かった。
5台目はどんなモノが出来上がるでしょうか。
達磨ユーザーさんたち、達磨十台ぐらい作れたら隆天達磨集会でもやりましょう。
何年後になることやら...
ワタクシ池田、不覚にも階段から転げ落ちてしまいました。
体がアザだらけ、額少し割るといった事態に...
子供のとき以来の惨事、頭に星が回るのもかなり久々。
いろんな意味でほんと痛い。
多少体はきしみますが、仕事には支障のない怪我ですので心配は無用です。
この狭すぎる職場環境はどうにかせねばならない。
お客様にもご迷惑をおかけし、申し訳ないです。
二度と転倒しないように気を付けます。
にわかに倒れないつながりな製品を軽く紹介。

クロモリ好きにはたまらない、愛車を支える隆天製黒盛自転車台。
右がブラスメッキ、左がローフィニッシュ。
参考的価格が右7500円、左16000円。
トールバイクや、36erDARUMAを支えるために必要で製作したものです。
36インチモンスターホイール対応のスタンドなど何処にもなく製作しました。
画像のモノで26~36インチまで対応。
六角レンチにて高さ調整可能です。
直ネジ止め式と、自重安定式の二種。

画像のようにリアハブなどに乗せるだけのかんたん使用。
伊勢丹にてトールバイクのウインドウ展示の際にも同形スタンドを使ったし、その他展示会でも問題なく活躍。
オーダーはもちろん可能です。
自転車関連であればその他様々な作っております。
こんなものできるかな?とモヤモヤしている方、相談してみてください。
来年もやります。
変わることなくずっと続けていられたらと、思ってみたり。
初心は忘れてはいけない。
大きな組織になるより、コアでリアルに。

コゼとは久々の再会でしたが相変わらずの不思議な女性。
コヤツ何故か人を呼びます。素晴らしい能力です。
そんな彼女に何故か吸い寄せられてしまったかのように、多くのお客様にご来場いただき感無量です。
有難うございました。

今回チエちゃん一押しのコゼパニア。
旅しないパニアという、ゆるい感じがかなりツボ。
実にコゼらしく、シンプルながら良い個性が出ております。

自分も彼女の術中にはめられ、新車ぴったりのカラーを入手。
すっかり惚れ込んでしまったのでキャリア作って装着します。
クソ暑い夏に自転車に乗りバッグを背負うと、汗臭さとTシャツの帯状の汗ジミを避けられない。
コイツがあればそんなストレスからかなり開放される。
2~3ヶ月前からあれば大助かりだったが、来年の夏はきっと大活躍してくれることだろう。

REW10からもブラスアクセが予想以上に売れました。
そしてさらに男性よりも女性がよく買ってくれるという予想外な現象。
特にバングルがまずまず好調。
完全に予想外で女性サイズを少なめに生産していたので、サイズ切れでご迷惑おかけしました。
次回は女性サイズも多めに生産しておきます。
いままでこういった集まりでは自転車を見せることしか出来ず、イベントにしては高額なものばかりで売れるものが皆無に等しかった。
こういった弱点を少しは克服。
PPLDでも好評だった隆天號はここでも好評。
自分自身もいままで製作した中で一番気に入っております。
ゆるいスタイルがたまらない。
さて、次はこのコンビ2人で名古屋にお邪魔します。
場所は名店Circles。
10月15日10:00~20:00
10月16日10:00~20:00
10月17日12:00~19:00
という日時になっております。
珍しく秋は広報活動に励みます。
作ることばかりの自分は当然広報は下手ですが、下手なりに頑張ります。

9日から以前やったコゼxREW10の受注会再び。
9月9日 13:00〜20:00
9月10日 13:00〜20:00
9月11日 11:00〜20:00
9月12日 11:00〜18:00
ということで9日~12日までは谷中の古美術上田に常駐しますので工房には不在です。
ご来訪対応や電話対応できませんのでご注意を。
メールは返信できれば夜間にでもしますが、遅れる可能性大ですのでご注意ください。
以前お越しくださった方々や、興味を持ってくださっている方、是非お越しを。
お越しになる際にご注意いただきたいのですが、会場の古美術上田は路地裏に位置し少々場所がわかりにくいので下記の地図をご参照ください。
それと古美術上田の前は路地は狭いので、自転車などでお越しの方は店の前には駐輪できませんのでご注意ください。

普段予約が必要な隆天工房ですがこの受注会はご予約いらないので、話を聞きたいだけの人もどうぞ。
普段もご予約さえいただければウエルカムですが...
まあより気軽にどうぞ。
各種製作相談などなど、とりあえずなんでも聞いてください。
もちろんこの場でオーダーも承ります。
修理・改造は診断と相談だけならOKですが、受注会ではお預かりは致してませんので修理改造ご依頼は期間外に工房へお願いします。
ブラスアクセはパラパラ製造してありますので販売します。
専用製作冶具も製作して、製作効率も向上したので以前紹介した価格から少々変動がありそうです。
明日時間あれば紹介します、できなければ会場にて。
ブラスパーツは生産量さらに少なめですが、少量販売します。
基本サンプル見てもらって受注生産という形になります。
ブラスハンドルエンドキャップや、ブラスシートクランプ、その他などサンプル展示します。
当工房のキャップやクランプはすべて手作業で旋盤、フライス盤、ヤスリなどで削り出すので、汎用サイズ以外であろうとも、よほど特殊なものを除き工程の手間は変わりがないのでサイズオーダーも可能で価格もおおよそ変動なしです。
NCなどより当然生産性は悪いですが、サイズや多少の形状変更などの融通は利きやすいです。
自転車やステムなどの展示もします。
ご来場、お待ちしております。
秋はこの他に濱バイクや、このコゼxREW10受注会の名古屋編もありで広報活動に力入れてみます。
真鍮粉塵であちこちかゆい、木曜から4日間は開放される。
夏は本当にきつい、暑いのに向かないこの工房とこの体。
寒いのもきついがまだ暑いの比べれば寒いほうがまだマシ。
寒空が待ち遠しい。
9日よりコゼxREW10受注会。
販売予定の小物を続々と生産中。
通常業務より電動工具を使う場面が少なく住宅街に撒き散らす騒音が少ないので、いささか涼しい夜にサクサクと進められるのが嬉しい。
基本、気が乗った夜にサイドライン的に気まぐれで作ります。

REW10オリジナルヘックスシリーズ、ヘックスキーホルダーとヘックスバングル。
わかりやすすぎる自転車系デザインや、とってつけたようなゴリ押し自転車デザインにもしたくないという、自転車降りても様になるシンプルさにこだわった超微妙に六角レンチつながりなデザイン。
小物もこだわって外注に出さず、せっせと自ら作ってます。
キーホルダーはパンツのベルトループなどに引っかけて使用します。
REW10で作るからにはビルダー要素も取り入れて、鍵などをつける輪っか部はフレーム製作に使っている真鍮ロウ材を丸めて作っています。
自転車職人が作るアクセというブツです。
もちろんリアルハンドメイドなので曲がり方などすべて変わります。
工房の鍵にこのキーホルダーを付けて自分も使っていますが、気に入っています。
燻しブラック仕上げとマテリアルそのまま仕様の二種。
ブラック仕上げは擦れた箇所が金色に、素材そのままは褐色のアンティークゴールドに。
いずれも経年変化が楽しめます。

バングルには銘切ver.も追加。
以前は打刻印ロゴだった仕様を銘切にしてみました。
真ん中のは我が実弟の力士、幸東が欲しがっていたのでスペシャル銘切。
やはりこっちのほうがREW10らしさが表現できる。
日々気を張り気味になってしまうフレーム製作の息抜きがてらに、少し気を抜いて作りたかった小物たち。
あまり手間を増やしたくなかったのですが、なかなか良い仕上がりだったので2/3ほどの数に採用。
ストック品以外の受注生産で納期いただければ、幸東銘切のような要望通りのスペシャル銘切も承ります。
自分のバングルも銘切ver.にカスタム。
ハンドメイド感が激増し、より所有欲が向上。
今回バングルは¥5000~6000。太さにより変動ありです。
銘切ver.は+¥2000~。
一文字あたり¥1000。
キーホルダーは曲げが多かったり、輪っか作ったりと手間が地味に要されるので¥6500~。
今回販売分は材料の都合上、考えていたより少し小ぶりになってしまったので受注会特別価格。
価格は受注会にて。
実はワタクシ、多分軽度な銅アレルギーの疑いが...笑
夏場に汗かきながら銅系金属である真鍮を加工してると粉塵で少々カユカユです。
以前からロウ付してたり、ヤスリがけしてると少しかゆくなってたのですが、たいした症状ではないので全く気にしてませんでした。
散々加工していながらいままで気付かなかったショック。
でもたいしたことはないので真鍮製作はやめずに継続します。
バングルしてる手首が汗だくになるとカユカユなる事実で気付いたブラスショック。
あまり汗をかかないと全くかゆくないけど、汗かくと少しかゆい。
汗をかくと金属の成分が溶け出してかゆさの原因になるみたいです。
うちの妻はなんともなし。
鉄工野郎なのに金属アレルギーって...笑
あまりかゆいのも嫌なので、自分のバングルはロウ付にて表面真鍮の内側ステンレス仕様にしてみました。
見事かゆさ解決でどんなに汗をかこうが全く異常なし。
内側ステン仕様の製作の手間はただの真鍮バングルの約10倍ほど、受注も承りますが価格も急上昇です。
手間約10倍とはいえ、さすがに価格十倍はないので正式価格は煮詰めておきます。
気になる方は受注会のときに自分に聞いてください。
うちの妻やお客さんなど、いままで使ってくれている人にはかゆくなった人は少ない比率ですが、金属アレルギーの方や肌の弱い方はブラスバングル購入の際にはご注意を。
アクセはこれぐらいで、次は真鍮小物パーツ製作。
材料だけは確保したけど、どれほど作れるでしょうか。
夜な夜な格闘は続きます。
PPLDが終わってしまったのは少しさみしい気分でもありますが、我が自転車達が返ってきました。
そんなこんなでやっと自転車のある生活が出来ます。
ほんと不憫でした...
新型サンプル二台紹介しましょう。

こちらは、ロードバイク兼ピストバイク。
テーマはシンプルさと細さの限界に挑戦したという自転車。
これ以上細くもできなくはないけど、もはやさらに細くしても様々なパーツとルックスのバランスが取れないと考え、ルックスも考慮した限界の細さに仕上げました。
なんでもやりすぎるとかっこよく仕上がらない。
そして奇をてらったと感じさせると、全体のまとまりがなくなり今回のテーマのシンプルさから反れてしまう。
そしてこの自転車は、街中を効率よく移動するときに必要な性能を自分なりの考えで理想に近く突き詰めてみた自転車です。
しなやかで疲れにくく、かっこよく、雨にも強く、シンプルで飽きにくく、兼用車ゆえに組み替えも出来てさらに飽きにくいので永く付き合える。
欲ばりな一台です。

苦労した脅威のクランプレスアヘッドステム。
ただのショーバイク的仕様ではありません。
全く問題なくきちんと使用でき、通常通りの強度も確保してます。
自らガツガツ使います。
ヘッドチューブは1 " のものをさらにシェイプ、フォークコラム外径ギリギリまで攻める。
トップチューブはφ22.2mmのパイプに内蔵加工、ステンレスのパイプを通して内蔵穴を作ってありますので錆には強いです。
小さなところにも手は抜きません。
ダウンチューブは25.4mm。
取り外し式ダボ付き。
剛性を増すため、BB付近は28.6mmに変化。

割りに邪魔されることなく、モノステーの美しさが際立つクランプレスシート。
一体成形ではないのでちゃんと高さ調整できますよ。
シートチューブは、クランプレスシートに対応させるべく、三本のパイプを継ぎ合わせて内径・肉厚をコントロール。
ここも細さにこだわり、シートチューブ25.4mm、シートポスト22.2mm。

バンド式のフロントメカを特殊シムを使用することなく組み付けすべく、フロントメカバンドから下は25.4mmのパイプが28.6mmに変化。
シム作れば簡単だけど美しさが損なわれるので好きじゃない、一手間加えてやったほうが全然良い。
ピスト兼用なので直付け台座もNG。
こちらもダウンチューブ同様にBB付近が太くなることにより、剛性アップにも貢献する一石二鳥効果。
いまはロードとして組んでいますが、ピストで組んでもダボなどが取り外せるため、高次元に兼用フレームという性能を高めています。
いかにシンプルなのに個性と作り込みを施すか、というくだらないと言われてもしょうがないことに本気になってみたマニアックな一台。
シンプルでもかなり超級な手間がかかってます。
細部少しカスタムしてもうちょっとかっこよくしたい。
楽しみにしておこう。
続きまして、大好評だった特にお気に入りの一台。

こちらは街中をまったりと移動するために作ったストリートクルーザー、隆天號。
普段の仕事で着ているワークウェア、ワークブーツにひたすら似合い、そのまま乗れる自転車が欲しいと思って作りました。
ビーチクルーザー、MTB、実用車を掛け合わせた特殊車種。
使い方は広いです、おおよそ上記三種の使い方はできます。
ダートはライト気味な場所に限られそうですがそれなりに楽しめそうです。
先に紹介したシンプルバイクと同様にジオメトリーにもこだわってます。
さっきのは少し攻撃性を出した立ち気味な角度、こっちはゆったりまったりなかなり寝気味。
車種によるジオメトリーのかっこよさを表現するというのも常日頃強いこだわりを持っています。
ジオメトリーのかっこよさというのはもの凄く重要で、幅広い車種を愛していないとミックスしたときになかなかかっこいいジオメトリーに味付けできません。
そして機能にぴったり沿ったジオメトリーだとなおさら良い。
激寝なシートアングルですがここは凄いこだわった箇所で、ただただ見た目の相性だけでなく、サドルトップからBBまでは前述のロードとほぼ同じ長さなのですが、角度が寝ていると地面までの距離が短くなり、足が地に着きやすいといったビーチクルーザーや実用車の良さを取り入れています。
これが街中散歩に異常に調子良い。
信号待ちでサドルから腰を離すことなく、自然に足がつけます。
この快適さ、是非試していただきたいものです。
ルックスに大貢献の最近当工房一押しのブラスパーツをふんだんに使用。
ハンドメイド&ブラスは非常に相性が良くまとまります。

真鍮は重たい金属ですが、こういったゆったりとした自転車のアクセントにはぴったりです。
使い込むほどに味わいを変えてくれるのが日々のライドを楽しくしてくれる。

真鍮は重たいくせにあまり強い金属ではないので、構造物的なパーツには使えません。
ステムぐらいなら出来なくもないですが、耐え切れないほどのクソ重になります。
そんな理由でステムだけ真鍮メッキ。
地はクロモリですが、無垢の真鍮を削って作ったかのような丸みのあるフィレットにして、らしさをだしています。
丸みを出すためにクランプ部のパイプも一工夫。
メッキも無垢材とは少し味の入り方が異なりますが、これはこれで良好な変化を楽しめます。
ヘッドキャップは無垢の真鍮。
出来立てはキンピカだったのに見事にアンティークゴールドになりつつあります。
もっともっと変わっていくのが楽しみです。
メッキは研磨できないけど、無垢材ならば磨けば新品のようにリセット可能。

仏具のような雰囲気の丸型シートクランプ。
かっこいいけど重い。
ポストヤグラもブラス。
銘切あり。
これも重い、でもこれぐらいの重さを気にしたらブラスは使えない。
気にするような車種ではないのであまり気にしない。
乗ってみても感じますが、狙い通りのゆったりさで最高の仕上がりです。
新作二台の紹介でした。
まだまだ書ききれていないこだわりも多数ですが、割愛。
お客様の自転車にも全く同様こだわりを持って製作に望んでいます。
うちのオーダーはかなり自由です。
根掘り葉掘り色々と伺って、最高の一台を製作できるように励んでいます。
しかし、常にワンオフカスタムフルオーダーというのは大変。
この形態、いつまで持続できるか...
ほんと魂削れます。



